軟派師シンジの生き様
第一話 シンジ覚醒
<コンフォート17マンション>
窓からこぼれる眩しいくらいの朝日を浴びて、シンジはもがき苦しみながら
ベッドから離れた。
「ん・・・朝か」
いつもならアスカが来るまでは絶対に起きないシンジだが今日は少し違った。
そう、シンジは今日から生まれ変わるのだ。
シンジは窓のサンに足を掛けて座り、いつの間にか銜ていた煙草、ラッキーストライクに
愛用のジッポライターで火をつけた。そして軽く吸い込んだ後、少し目線を落として、
切なそうに吐き出す。そんなシンジの至福の一時もそう長くは続かない、
そう、幼なじみの少女、惣流アスカが来たのである。シンジはアスカが家を出たのが見えた瞬間、
煙草をもみ消して灰皿を隠し、制服に着替えた。(もちろん煙草とジッポは制服のポケットにしまってある。)
シンジは階段を鳴らしながら、駆け上ってくるその少女が部屋に入ってきた瞬間いきなり抱きしめて唇を奪った。
「ん・・んう・・んんっ!!」
しかも、右手でアスカの左手首を掴んで、左脇で右手を抑え、左手で左肩を抱き寄せている。
はじめは状況が理解できずにいたアスカだが、すぐに我に返ってじたばたと抵抗を始める。
最初は抵抗していたアスカだったが、シンジのテクニックに負けてだんだん抵抗が弱くなっていき、
ついには無くなった。
・・・そのころシンジの家の1階では、
「よくやったな、シンジ」
息子の勇姿を監視カメラで見ながらなにやら呟いているひげ親父と、その言葉に頷きながらビデオ編集して、
目に涙を浮かべている美女がいたという。
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それから1時間後、シンジとアスカは寄り添いながら学校へと向かった。
第2話へ続く