「プラグスーツ開発「秘」話・・・・」
WRITTEN BY トレペ&KOUJI
栗色の髪を両腕でさっとかきあげ、背中に流すと彼女は左手首の起動キーを押し込む。
「・・・ふぅ・・・」
瞬時に真紅の特殊ラバーが収縮し、少女の肢体を締め上げて
体の線をくっきりと浮かび上がらせる。
収縮したラバーの裏側では、
全身を網の目のように包む感覚伝導ケーブルの密生した
細かい電極が素肌に押し付けられ、
感覚系のフィードバック回路を完成させる。
明日、エヴァンゲリオン弐号機と共に日本へと旅立つ
セカンドチルドレンは、
迫る実戦への緊張をほぐすためか装備のチェックに没頭している。
と言っても破損や忘れ物をチェックする位なのだが、それでもしなくては間が持たなかった。
エヴァンゲリオン操縦者が着用するこのプラグスーツが、
ここまで洗練されるまで何年掛かっただろう・・・・
使徒撃退のためにATフィールドを手中にすることは必須であった。
そのため、セカンドインパクトで
誕生前まで戻して、鹵獲された使徒と呼ばれる異生体を元に、
その意思を封じ込め、人の意志の下で操るべく作り上げられた。
エヴァンゲリオン。
そして、そのエヴァと人の意志の主たるパイロットとの
インターフェースとして存在するのが、
エントリープラグ〜プラグスーツシステム。
当初計画ではエヴァに内挿した受信プラグと、
基地内の発信プラグによる遠隔操作を計画していたのだが、
ATフィールド展開下での近接戦闘を目的とたエヴァシステムが、
そんな冗長な構成を許すはずも無かった。
パイロットは直接エヴァに内挿される事となり、
使徒再臨に合せた開発スケジュールはエヴァ本機側の製造
並びにその制御装置たるエントリープラグ〜プラグスーツシステムの開発にさらなる困難さを加えていく・・・・
2012年ネルフドイツ支部ペーネミュンデ研究所
「なぁにぃよ〜これぇ〜〜!!」
甲高い声がスピーカーから響く。
やはり我等がお姫様はこの衣装がお気に召さないようだ。立案・設計・制作した私ですら着たくないからな・・・
「重いっ!ごわごわしてる!擦れる!動きにくいっ!!」
センサー系の送受試験用として作られた
試作品にそういうこと言われても無理である。そして副業のために我慢して貰いたい。
しかも彼女は二次性徴を迎えた発育期に有る、
数ヶ月前に取った試作品のための身体形状データとの変位もすでに無視できない。成長するなよ・・・ったく。
マイクにむかって適当になだめながら試験の開始を告げる。
「絶対見ないでよ!見たら殺すわよ!」
そうはいっても代わりのいない大事な被験者である。
一応見てはいないとマイクに答えるが、
目の前のモニター群はしっかりと彼女を捉えている。ビデオ録画も開始されている。彼女のビデオがマニアに販売され、思わぬ人気ぶりと膨大な利益に
満場一致で彼女のビデをシリーズが創られたのは、二年前のことだ。
今では予算の半分を補っているのは公然の秘密だ。
指示を待つ他のスタッフの目も当然それぞれのモニターに注がれている。スケベ共め・・・料金は取っているから良いか
電波暗室の中央で足を肩幅に開きすっくと立つ
彼女を正面から捉えるモニター。
彼女の頭部を覆うヘッドギヤには神経接続を
行うための受発信機器がぎっしり埋め込まれ顔面を除く
頭部を完全に覆っている。
その顔面すらゴーグル様のモニターで彼女の直接視界を奪い
口許はLCLに満たされたマスクが装着されている。
首から下は素肌の全身を黒い被覆のコードの網が
指が通る程度の目をもって覆っている。言っておくが趣味ではない。あくまでユーザーの要望に応えただけだ。
その表面には関節を始めとした各所にコネクタが繋がれ色とりどりのケーブルが垂れ下がっている。
スタッフに眼で促す。受けたスタッフの指先がコンソールを走る。
彼女を覆うメッシュが収縮を始める。
試作スーツの各所に仕込まれた小型モーターがコードを巻き込み、
センサーを密着させるべく彼女の肢体を締め上げていく。
制御盤には接触を完了したセンサからの応答ランプが次々と灯っていく。
モニターに写る彼女。
締め上げられた黒いメッシュが発育途中の体に密着していく。
肌を這いまわるケーブルの感触にマスクに覆われ表情の見えない顔を
上に向けじっと耐えている彼女。
ほのかにふくらみを見せる胸に食い込み這いずる黒い網、
その先端、
色が少し濃くなった円形部分の中心が網目から
飛び出してはまた次の網目に押しつぶされる。
滑らかな腹部の白い肌、黒いコードとの色の対比。
臍から下、正中線が消えふっくらとした盛り上がりを見せる辺りでは
網目の移動で少し長くなった産毛が逆立てられライトの光を反射している。
そこから始まる亀裂、
中央にやや赤みを帯びた突起を覗かせつつ
更に深く切れ込んで後方に廻り込んでいる。
ここは人間を締め上げようとすると支点として
どうしても荷重が集中してしまう場所。
その場所を巻き上げの速度のばらつきが作る黒いコードのよじれが
食い込んで摺りあげている。
彼女の脈拍、毛細血管血流量のデータもその刺激が与えた
影響を示し始めている。
判ってはいるが一応彼女に直接確認する。これは彼女の恥ずかしがるところを撮影するためである。
「だ・・・・大丈夫よ・・・・問題ないわ!・・・・つ・・・続けて!」
彼女のプライドが答えさせるこの反応には正直助けられている。この強がりが人気なのだ。
神経接続を目的としたこの試作機いや試験機、
最初の接続段階で改めて調整し時間を浪費するほど開発スケジュールの余裕は与えられていない。販売予定日を延期などしたらマニアに呪われかねない
彼女の反応を無視してセンサーの接続は続行される。
「うっ・・・・ひぃ・・・・あぅ・・・・」
かすかに漏れる彼女の声がスピーカーを震わしている。
浮き出す汗が皮膚表面の抵抗値を徐々に下げて行く。
内股になり膝を摺りあわせ肩を震わす彼女。
だが、わずかな姿勢の変化もよじれて食い込むコードに
別の動きを加えてしまう。そのように設計したのだからな。
「ひっ・・・・あぁ〜・・・・くっ!」
網目の一つが陰核包皮を剥きあげ次の網目に
勃起をはじめた陰核が挟み込まれる。
衝撃的な感覚が彼女の体をよじらせその動きがさらに網目を絞る。
その絞られた網目をモーターは情け容赦なく引き上げていく。
これもユーザーの要望だ。近頃変態的な作品が多いのは人類が病んでいる証拠だな。
補完を急がなくては
「ぐはぁぁぁ!」
徐々に悲鳴めいた声の感覚が狭まっていく、
だがその押し殺した声がまだ彼女の理性の健在を伝える・・・・ちっ!
応答ランプの緑色の光が
人型に浮かび上がりようやくセンサーの接続が完了した。
スピーカーからはLCLに交じる気泡の擦過音。
モニターに写る彼女の姿、胸を張り天を仰ぎ両手を下げ
その拳は固く握られている。
肩を上下し膝を震わせながらも彼女は試験前と同じ風を装っていた。
しかし、汗に濡れコードに擦られ赤く染まった肌は網目に絞られ
規則的な凹凸を見せ、コードを食い込ませた股間から内腿にかけては
幾筋もの流れの跡が光っている。ふふん、まだ子供だな。この程度で感じるとは
マイクに向かい極めて事務的な口調で体調、装着感の報告を求める。恥ずかしがるところが欲しいのだが
・・・・
「若干の動揺は残ってるけど試験続行に問題はないわ!、装着感は・・・・」
感触が蘇るのか一瞬言いよどむ。
「もうちょっと途中を何とかしてほしいわね、こ・こんなのスマートじゃないわっ!」
会話を続けるうちに平常心を何とか組み立て直す彼女。ふん・・・まぁいい、よりハードにすればいいだけだ。
身に纏う様々な機器によって視覚・聴覚・そしていま触覚と
感覚遮断されていく
彼女にとってこの応答が外界を意識させ理性を維持する唯一の術。
引き続き感覚受信素子のゲイン調整に移る事を伝え、
状況報告を随時行うように命ずる。
荒い息をついてごそごそしながらこちらの様子を伺っていたスタッフに皮膚表面の抵抗値変化に
注意するよう指示を与え試験がスタートする。
彼女の体表面数千箇所に設置された素子に加える電圧、
電流の最適値を求める作業は当然プログラム化され自動実行される。
終了までに求められる判断は試験の中止を決定するだけ。
当然被験者にその判断を求めるような事はない・・・・
「ん〜何とも無いわよ・・・・ちゃ〜んとやってるのぉ?」
約3分間、一順目のスキャンが終わり電圧を上げて二順目へ・・・・
「いやぁ〜んくすぐったぁ〜い、なによこれぇ〜」
結果は直ちにフィードバックされ素子の位置を調整すべく
また網目が動き出す・・・・よしよし
「あ・・・・あ・・・・もうチクチクするぅ〜」
反応に合わせてより敏感な部分へ素子が移集して網目に
濃淡が出来ていく・・・・フフ、そうだ・・・
「う・・・う・・・う・・・」
押し殺したような声に変化した。
ゲイン調整だから素子への信号は
何のデータも載せられていないただの搬送波、
与えられる刺激は低周波治療機のそれと変わりはない。もちろん性感帯には他よりも多く流している。
そして閉ざされた感覚の中で一方的に喋るという状況が
彼女の思考に徐々に影響していく。
「ひゃぅ!そこ駄目っ!あつっ!・・・・あああ!」
腕を前で捩りあわせて刺激に耐えてる。
両腕に押し出された胸のふくらみには素子が等高線状に並び
特に集中しているその先端は
負荷が加わる度に振動が発生している。そうだ、それで良い、快楽に身を委ねろ。
「いっいやぁ〜!そこはいやぁ〜!・・・・あうっ!」
一段と高くなった彼女の声がスピーカーを震わす。
すでに状況報告とは言えなくなった彼女の声だが自分の受けている感覚を
言葉が説明できる訳もなく最初から声音分析しているので問題ない。もちろんビデオには生声で収録されるが
「ひっ!ひぃ〜!!」
膝を摺りあわせ前屈みになりながら悶える彼女。
装着段階で既に撚れていた股間のコードと素子が彼女の陰核や
陰唇を巻き込んでいく。
剥き出され擦りあげられ真っ赤に腫れ上がった所を
無理矢理絞られ変形する小指の先ほどの肉片、
その下左右それぞれが別な方向にぎりぎり引き延ばされ
白くなりながらその内部構造を外気にさらす二枚の羽。
さらに出力の最適値を求める受信素子が電圧を上げながらそれぞれのパーツ
に電流を送り込む。まだだ、まだいける!!
「やめっ!もうやめてぇ〜っ!・・・・ひっ!」
上昇する電圧が筋肉の痙攣を激しくさせる。そら!!もっと泣け!!!もっと喘げ!!!!
「うはぁっ、うわぁ〜っ!」
毛色が変わった叫び声に制御盤を見直すと
膣口から肛門にかけて電流が発生していた。む?なぜだ?
分泌物が抵抗値を変化させ素子間の電位差を補正しきれなくなっているようだ。
誤差の発生、再試験、
次段の試験までの日程、試験機の改造工数、編集にかかる時間、注文数と利益・・・・
逡巡する思考に視点を宙に泳がしていると・・・・
「ぐっ!うはあ〜〜〜っ!」
モニターの中の彼女が崩れ落ちた。
腰をピクピクと痙攣させうつぶせに横たわる彼女、床には液体が広がる。失禁か・・・まぁシリーズで買ってるマニアには良い刺激になるだろう
彼女の下敷きになったセンサーが制御盤の人型に赤いランプを点滅させて
悲鳴を上げる。失禁と同時に絶頂か・・・なかなか良いな、近年まれにみる作品だ。
試験プログラムはエラーの旗を掲げて停止。
スタッフが途中経過のバックアップと編集に追われている。こら!仕事場でチャックを下げるな!!
その背中に試験の中止、被験者の後処置、電波暗室内の整備を指示すると
「私」は肩を落として四日振りの仮眠所に引きこもった・・・・オナニーするためじゃないぞ、私はホモだ。
彼の名は団鬼六(仮)AV監督という仕事の中でも芸術を求めるアーティスト。
妥協のない作品はまさに求道者の現れである。
後書き(笑)
HPのお話に触発されて絞り出した妄想。
少しは毛色を変えねばと思いついたのが理科の教科書(^^;
使い易いその手の単語を極力省いて、加害者から性欲を削ぎ落としてみたのだけど・・・・
やっぱり自己満足かもしれない(笑)
枯れ木も山の賑わいということで。
トレペ
素晴らしい作品ですねぇ・・・ナイスです。あまり私の書き足しはあまりありませんが、
それでも元々良い作品だから大丈夫でしょう。
ちなみに団鬼六は名前しか知りません(笑)
新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAXの作品です。
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