「黒・第2章 〜とある土曜日〜」
WRITTEN BY 中昭
「僕はいらない子供なんだな」
「ふふっ」
「何がおかしいんだよ、レイ」
「今の…貴方のお父さんの口癖よ」
「何だよ、みんなシンジシンジって……そんなに偉かったのかよ。
ロボットを操縦するのが上手かっただけだろう。
それだって最後は負けて死んだんじゃないか。
僕のがずっと優秀だよ!
………ごめん」
「今ので10回目ね」
「エッ」
「お父様の悪口を言うのはよしなさい。それだけはいくら貴方でも…」
「レイも、愛していたんだ」
「いいえ、愛しているのは貴方だけそれともこんなおばあさんは嫌?」
「僕よりも年下に見えるくせに」
「アスカの事、考えていたのね」
「会いたいな」
「ダメ」
「もう10年だよ」
「……」
「そう10年になるんだ。僕が母さんに捨てられてから」
「アスカは精神のバランスを崩しているわ。アスカにとっては貴方のお父さんの
シンジも貴方の息子のシンジも同一人物なの」
「それじゃあ僕は何だ。僕は誰だっていうんだ!」
「夫の留守中に現れた間男ね」
「なっ!」
「今訪ねていったところで、新婚家庭に押し掛けてきた昔の浮気相手くらい
にしか認識しないはずよ」
「それにね、この子達はシンジ君に会わせたくない。この子たちにとっては
異母兄にあたるシンジ君……よくない事がおこるような気がするの」
「母さんそっくりの女の双子か……良かったよ」
「何?」
「男の子だったら愛せたかどうか判らない」
「大丈夫。貴方はお父さんよりずっと強いわ。
碇君が、貴方と同じ境遇におかれていたら自殺ものよ」
「複雑だな。僕は喜んでいいの?」
「ふふ、さあ?
優秀なんでしょ、自分で考えなさい」
【4年後】
「今日、アスカが訪ねてきたわ」
「母さんが!」
「ええ」
「何でなんだ!」
「連絡は受けていたわ。だから貴方には子供達と出かけてもらったの」
「僕を訪ねてきたんじゃないの?」
「子供ができたって嬉しそうに報告にね」
「子供…」
「昔、同じ男を好きだった恋敵への礼儀だって言っていたわ」
「僕にとっては孫か」
「アスカにとっては………やめましょう」
「男の子だろう?」
「ええ、真一と名付けたそうよ」
「僕?」
「アンタの旦那の名前をもらったわよって笑っていたわ」
「そうか」
「告白されたわ」
「何をだい?」
「14年前にアンタの旦那と浮気したって。
3ヶ月毎日してたそうね」
「フフッ、変な事だけは覚えているんだな」
「………」
「シンジを身籠もった途端、ベットに呼ばれなくなった」
「………」
「シンジが父さんに似ているとわかった途端」
「進一!」
「僕は捨てられた」
「………貴方との事、シンジに告白したら許してもらえたって喜んでいたわ」
「………」
「今度、スワッピング(夫婦交換)しようって」
「ハハッ、僕はあいかわらずただの男か!
シンジを、父さんを作るためのただの道具か!」
「進一、今度シンジ君に会いに行きましょう」
「エッ」
「シンジ君はつらいはずよ。
………もちろん貴方以上に」
「………」
「貴方には進一という名前もあるし、心もある」
「でもあの子には何もないの」
「………」
「シンジには、貴方の子供には名前がない。心もない」
「………」
「祖父の名前と心を押しつけられた人形よ」
「……僕には何もできない。救いたいと思う気持ちと同じくらい、いい気味だと
思う気持ちがあるから」
「正直ね。フフッ、貴方の…
いえ、これを言うと貴方に怒られるわね」
「父さんにそっくりかい?外見も似ていたら僕が人形になっていたね」
「そうよ、だから貴方にしかシンジ君を救えないの」
「…………………」
「…………………」
「お祝いを送っておいてくれ。“進一から真一へ”と」
「ええ、わかったわ」
「………ごめん、レイ」
「いいのよ、貴方の選んだ道ですもの」
「……僕は自分の子を捨てる、母さんと同じように。
…いや………母さんよりひどいな」
「進一」
「母さんが元に戻る日は来るのかな」
「貴方の知っているアスカは、既に精神のバランスの狂ったアスカよ。
彼女の時間は止まってしまったの」
「父さんが…」
「碇君が死んだ時にね」
【2週間後】
ピンポーン
「こんにちは」
ドアを開いた先には見慣れた少年が立っていた。
忘れられない、忘れたくないたった一人の少年。
「碇君!」
「はじめまして、惣流シンジです」
「そう、そうよね」
「誰だい、レイ。お客さんかい」
一瞬悲しそうな表情になる二人
「上がってちょうだい。貴方も居間に」
「……………」
「……………」
「………ええと、名前を聞くのは失礼なのかな」
「……………」
「………くす」
「あの」
「バカみたいですね僕は。判っていたはずなのに」
「エッ」
「今の貴方を見ればアスカが喜びます。お爺さんそっくりの心を持っている」
「シンジ君!」
「すみません。もう言いません」
「シンジ…なのか?」
「……………今日はお願いがあって訪ねて来ました」
「願い?」
「それにしてもお若いですね」
レイを見つめながら言うシンジ。
突然の話題の転換に思考がついて行けず言葉が飛び出す。
「そうだろ、20歳位にしか見えないんだ。とても45歳とは」
「42よ」
「そんなに怒らないでよ。3歳位で」
「殴られたい?」
「ハハッ、本当に…」
きまずい沈黙。三人ともその後に続く言葉が判っていたから。
「アスカも若く見えるんですよ。綾波さん程ではないですが、そうだな
25歳位かな。肌もつるつるで」
「肌?」
「僕とアスカの関係は御存知でしょう」
「ええ」
「僕がアスカを犯したのは8歳の時です。
ベットには5歳位から入っていました。
母の性器を舐め、乳首を吸い、胸を揉んだ。
僕の性器はいじられ、おもちゃにされました」
目を逸らす進一。シンジを見つめるレイ
「綾波さんは」
「レイでいいわ」
「レイさんは、母がアスカが狂っていると思っているようですね」
「そんな事」
「ええ」
「レイ!」
「確かにそうです。そんな母でも一年に一度正気に戻ります」
「碇君の命日」
「泣き叫び、祖父と父の名を呼んで家中を暴れ回ります。
僕のクビを絞めた事もありました」
「…………」
「その時は、最後の瞬間にアスカが正気に…いえ、狂った状態に戻ったので
助かりました」
「すまない」
「8歳の誕生日以降は、その日は一日中する事にしたんです。
食事も風呂もトイレでも入れっぱなしですごすんです」
「………」
「今年は父さんにお願いしたいんです」
「なんだと」
「最近母さんは僕に、いいえシンジに対する拘りを失って来ているようです」
「それは」
「貴方との事を僕に告白したのがその現れです。
貴方との3ヶ月の浮気。その間貴方が自分をどんな風に愛したか。
ずいぶん熱心に語ってくれました」
「その時僕が感じた感情は何というのか…嫉妬?安堵?
貴方にならわかるかもしれません」
「僕は君じゃない」
「そうですね」
「だが恐らくは嫉妬だろう」
「嬉しいですね。認めてくれて」
「…………」
「先々週アスカがおじゃましましたね」
「ええ」
「進一に会えなかったと怒っていましたよ。行く事は伝えたのにってね」
「私が伝えなかったの。そして外出させた」
「その時スワッピングについて話したでしょう」
「ええ」
「冗談だと思われたって泣いていましたよ」
「本気なのは判っていたわ。あの人が目を逸らすか怒鳴りながら言う時は
あの人にとって恥ずかしいこと、自分の本当の気持ちを言う時だから」
「泣いて縋られたんで今日僕がここに来たんです」
「ダメ」
「別に僕がレイさんを、どうこうしようとは思いません。
ただ、アスカと進一さんに一緒にすごして欲しいだけです」
「僕は………できない」
「これはきっかけになります。
僕はもうすぐお爺さんの年齢を追い越します。アスカの心がそのギャップ
に耐えられるかどうか」
「…………」
「僕は僕を救いたい。アスカを救いたい」
「今度の土曜日おうかがいするわ」
「ありがとうございます」
「主人以外の方に抱かれるのは初めてだから私も楽しみよ。
優しくしてね」
「レイ」
「綾波さん」
「あら、貴方もアスカと浮気するんだから当たり前でしょ」
「シンジ、断れ」
「いえ、僕も少し不公平だと思っていましたから」
「ダメだダメだダメだ。レイは僕のだ。僕だけの」
「安心した」
「え」
「アスカに取られるかと思ったけど…これなら大丈夫ね」
「ああ、だから、その」
「それとこれとは別!」
「レイ!」
「四人一緒にすればいいでしょ」
「う、うん」
「僕はこれで」
「もう…帰るのか?」
「ええ、アスカも待っていますし。
そうだ、出産祝いありがとうございました」
「泣いたのね」
「…………捨てられたと思いました」
「大丈夫、みんなで幸せになりましょう。
貴方にも私達にも、誰にだって幸せになる権利と義務があるわ」
「義務?」
「私にとっては私に命をくれた人の為……その人の為にも私は幸せになるわ」
「ありがとう…ございます」
「それじゃあ、またね」
「はい」
【とある土曜日】
ピンポーン
「こんにちは」
ドアが開かれたとたん柔らかな感触と甘い匂いが彼を包んだ
「進一!いらしゃーい」
「エプロン…裸?」
玄関にひっぱりこまれた進一は股間に妙な感触を感じる
「うん元気元気、アタシも準備OKよ。さあズボンをぬぎましょうね」
「母さん、ちょっと。靴も脱いでないのに」
「ならさっさと脱ぎなさい。それから、アタシの事はアスカと呼びなさい
アンタの姉さんって事になっているんだから」
それは懐かしい口癖だった。
「え、か、母さん?」
「ア・ス・カよ。ほら、全部脱いだんならさっさと入れなさい」
「う、うん。いくよ」
お尻を突き出しているアスカに向かって、背後から近づく。
十分に潤っている秘所を少し広げ入っていく
「うう〜ん。アン、ウ…。シンジのもいいけど、アンタも立派になったわね。
アスカ嬉しい」
「ほら、胸も揉んで」
「うん、柔らかい。それに大きい」
「そうでしょう。シンジに吸われ続けたから大きくなったのよ。
後で胸でしてあげるからね。レイにやってもらったことないんでしょ」
「うん」
「レイさん。あの玄関で服を脱ぐのはちょっと」
「シンジ君!入れなさい」
「綾波さん」
「綾波って呼んで」
繋がったままあるく2組の男女
レイは少しがに股になっているが、アスカの方は慣れたものだ。
ただ、進一が時々思わず腰を動かすので、その分足が止まる。
「気持ちよさそうね。貴方」
「れ、レイだって………床に垂れてる…ぞ
ウウッ」
「あら、又出したの。でも萎えないのはさすがね」
「フン。ナメクジの這った跡みたいに白い道つけて…
貴方そんなに溜めてたの?
シンジ君なんてまだ一度もイッてないわよ。あ、アン」
「綾波、又イッちゃったの?敏感なんだね。
進一さんが羨ましいよ」
「シンジ、アタシが不感症だっていうの?」
「そんな事はないさ。実際この廊下の白い道だってアスカの愛液も
混ざっているんだろ」
「可愛げの無い男ね。たまにはこの進一みたいに新鮮な反応見せられないの」
「この性格は母親ゆずりでね」
「ふん、でもまあ進一もレイも経験値が足りないわ。
これからは土日毎週くるのよ。特訓よ!」
「そ、そうだね」
「ね〜え。進一首筋舐めて。ううん、あん……やっぱり……あんた…いいわ
ネッ、レイ…亭主交換しない?」
「どちらも貴方の子供。判ってるはずよ」
「…ごめん…忘れて」
「アスカ…いいわ土日だけよ」
「ありがとレイ。嬉しい」
見たことがないほど綺麗な微笑み
「シンジ君、ちょっと、激しくしないで」
「シンジったら生意気に嫉妬して。フフッ
ねえ進一、他の男に突きあげられて悶えている奥さんみて
なにも感じないの?」
「チクショー」
「ア、アンそんないっちゃう…いっちゃうよー」
終り
なぜか知りませんが読んでいて辛い気持ちになりました。
スワッピングはしたい者同士仲良くやって貰いたいのですが・・・・
う〜ん不思議だ。スワッピングは相手を代えるだけですが、乱交は男×男もありだと、私は思っています
新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAXの作品です。
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