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WRITTEN BY DELTA
第一章
タダシは流れていく風景に酔っていた。頭の中は新しい職場での仕事のことで
いっぱいだった。ネルガルの中枢である科学技術研究所(以下 科研)に勤務出
来るのだ。
「ふふふ・・・くくっく・・」
危ない笑みをたたえながら特急電車の中の1隻にたたずむ。もし仕事着の白衣を
着ていたら間違いなく
”危ない科学者”に思われただろう。
幸いにも至近距離に人はいない。タダシはわれを取り戻し笑うのを病めると。もう一度車窓えと視点を移しそして自然な笑
みをほんの一瞬だけ浮かべた。
『ネルガルコーポレーションズ総合科学部医学製薬科勤務辞令と要項』
そうかかれた一冊のファイル式の本に目を通す。ネルガルの青い色に真っ赤な文
字で『極秘』と大きく書かれている。
「ほんとに極秘なの?これ。」
タダシは鼻を鳴らした。極秘だったらもっと目立たないようにするべきなの
に・・滑稽である。
暫く俯きこっくりこっくりとしていると車窓の風景は箱根らしいミドリの多い山
岳地帯になってきた。
「そろそろか・・・」
まだ初就職の喜びの酔いが残っているのか。タダシはまだ知らなかった、これか
らとんでもないシゴキが始まり、さらに彼の科学者生命をも脅かすバイオ−ハザ
ードが起こるとも。
車内アナウンス
「本日は小田急ネルガル線箱根分線をご利用くださいましてまこ
とに有り難うございます。本車はまもなくネルガル本部新箱根駅に到着します。
なお、この駅はネルガル関係者の専用駅となります。したがって通行証の無い一
般の方々は下車頂けません。ご注意下さい。尚、次駅を出発後は当車は定刻どう
り新箱根中央駅に向かいます」
タダシは極秘とマヌケにかかれたファイルを手に居眠りをしていた。正確には寝
ていないのだが、疲れていたのでイッているのだ。リニアは音も無くホームに滑
り込むと動かなかった。
「おい・・どうしたんだよ。事故か?」
一人ごち、再び快楽の眠りに身を横たえようとしたとき・・
「 カニエ先生!カニエ研究員!!」
知らない女性の声で目が覚めた。眠ってないのに。もう出迎えか。未だ新箱根中
央じゃ無いぞ!えっ、違った!
「ダイヤが乱れます。早く降りてください」
女性の繭がキリっと釣り上がり、軽蔑の視線を送られた。ちょっと気分を害され
るタダシ。
「ああ、ごめんごめん。気持ちよかったんで寝ちゃって」
網棚から鞄を取ろうとすると、女性はさっとタダシの鞄をとって通路を歩いて行
った。乗降口でIDをいかつい完全装備の警備員に提示すると再びタダシを睨み
顎でIDの提示を指示した。
「感じ悪いな・・・」
慌てて出来立てのIDを警備員に見せ、女の後を追う。
タダシ「あのーネルガルのひとですよね」
女性
「そうよ此処はネルガルと政府の管理施設。リニアの中でアナウンス合った
でしょう。そんな事も聞いていなかったなんて相当間抜けなのね貴方」
タダシ
「余計なお世話です。そう言う貴方も感じ悪いですよ。男いないでしょう?」
タダシの顔に似合わない皮肉に女の顔が少し引きつった
タダシ
「ああ、早く赤木先輩に会いたいなー美人だって聞くし。それに科学者と
しても高名だし。僕の指導博士何ですよって貴方に言っても仕方有りませんよ
ね。」
女性はきびすを返しタダシの鼻つらにIDカードを突きつけた。まじまじと読む
とそこには
技術部主任研究員 アカギ リツコ
一瞬にしてタダシの顔が青くなる。
イヤーンな雰囲気・・・・
女性 (リツコ)
「よろしく。カニエ し・ん・じ・ん 研究員」
タダシ
「よ・・よろしくお願いします・・・・アカギ先輩・・・いえ主任」
タダシ
「あなたが・・・・・・・・赤城博士!!」
タダシ
(違う!こんなんがあの「赤城リツコ」じゃない。じゃあこのI/D
は・・・もしかして俺ものすげーことになってるんじゃ・・赤城博士・・・通称
天才科学者赤城リツコ、またの名をマッド赤城!彼女を怒らせて只で帰ってきた
ものはいない。地下実験室で消えたり、夜道で神隠しのごとくさらわれたとかし
た者が後を絶たないそうじゃないか!このヒトをアバ○レ女呼ばわりして無事な
わけない!まして部下なんて!
ああ・・・・殺される・・・)
リツコ
「何してるの?歓迎会を開くことにしているの。急いで後輩・・・いえ、
あなたにとっては同僚が待っているわ。」
タダシ
「・・・・・・(きっとでかい中華包丁かなんかで俺をサバク気なんだ。
いや外科刀だこのイメージのヒトはメスが一番似合う!)・・楽しみです・・
(ヤバイ、コレに解剖されないうちに、イメージを良くしておかなくちゃ)・・
赤城博士、リっちゃんって呼んでいいっすか。」
リツコは無表情で答える。
リツコ
「いいけど、あなたと同じ勇気をもっていたヒトがいたけど。彼。どうな
ったかしら(わたしはかまわないんだけど、ミサトがね・・彼女加持くんのこと
どうしたのかしら、この前の喧嘩のときは殺しそこなったらしいけど。・・・・
私には関係ないはわ。この子シンジクンに似てかわいいとこ有りそうだけ
ど・・・・彼とは違うが年が近いから事がばれたときの周りの反応が少なくて済
むわ。学会でもうマッドの名を広めることもないし。)」
考え事をしているので(それも汚れた)リツコの顔がはっきりと引き締まってき
た。
タダシ
「あ・・・赤城博士と呼ばせてください・・ところで博士は美人ですね・・(こんなありきたりの内容では駄目だ!もっと殺し文句を出さなくちゃ!
でも!!!」
リツコ
「それって誉めてるの?・・・・(いいわ!こういう忠実な部下(下僕)
が欲しかったのよ。」
マヤもいい子だけど女同志は限界があるから・・
弐者弐様で思考が交錯するが二人ののった専用バスはネルガル研究所に入ってい
った。
新世紀エヴァンゲリオンは(c)GAINAXの作品です。
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