『一発ショートネタ』


WRITTEN BY ATP




・設定
碇シンジ(17)・・・市立第三高等学校野球部のピッチャー。とにかく剛腕であり、彼によってこの野球部は甲子園に行けるほど。性格は原作のままだが、自虐的な部分はない。家は貧乏。

渚カヲル(17)・・・学校法人渚学園、渚高等学校の野球部のメンバー。お金持ち、ホモ、金で自分の野球部を甲子園に行かせるため、シンジに迫る。

洞木ヒカリ(16)・・・市立第三高等学校野球部のマネージャー。登場しないが恋人は鈴原トウジ(17)。誤解しやすい性格。少々やおい系の趣味に入っている。


・背景
市立第三高等学校は、シンジの活躍により夏の高校野球の県大会の決勝まで残った。決勝の相手は私立渚高等学校である。
渚高校の野球部のメンバーでありお金持ちのカヲルは、決勝の相手のシンジを買収することで決勝を確実に勝利しようと画策するのだが。


・本文

ある日、野球部の練習も終わり、シンジが帰途についていると、いきなり声をかけられた。
「やあ」
もちろん練習の帰りなので辺りは暗く、もしかして怪しい人なのではと思ってシンジは聞こえないことにした。

すると、声の主はシンジの前に回り込んだ。
「酷いじゃないか、無視するなんて」
声の主は今度の大会で決勝の相手の渚高校のメンバーである「渚カヲル」であった。
「きっきみはだれなんだ」
いきなり目の前に表れた怪しい人かもしれない人が、中性的な美男子であることで台詞が平仮名になるほど驚くシンジ。
「いきなりごめん。僕はカヲル。渚カヲルだ。決勝の相手チームの部員だよ、碇シンジ君」

初対面のカヲルにいきなり名前を言われて訝るシンジ。
「どうして僕の名前を知っているんだ」
その問いにカヲルは笑って、
「君は自分に対する評価をもう少し認識すべきだね。この県で野球をしていて君を知らないものはいないさ。」

照れるシンジ。
「そ、そうかな」

カヲルは当初の目的を遂行することにした。
「君のような素晴らしいピッチャーとは対戦したいところだが、生憎と僕らも甲子園に出たいからね、君に話をもってきたんだよ」

「話って?」
「まあ、今度の決勝戦に君が出ないでほしいんだ」
話を聞いてシンジは、
「もしかして、取引?」
答えてカヲルは、
「まあそういうことだね」


そのような話が続けられているとき、シンジの野球部のマネージャーのヒカリが、たまたま通りかかった。
しかし、何やら雰囲気がおかしい(妖しい)ので物陰に隠れて様子を見ることにした。


シンジはこういうことは嫌いなので、
「断る」
とだけ言って、立ち去ろうとした。

しかしカヲルはそんなシンジの腕をつかみ、
「ただとは言わない。必要なだけお金を出すよ」
といった。

シンジの家は貧乏だが、こんな汚い手段で金を手に入れなければならないほど困っているわけではない。
「ぼ、僕をばいしゅうするつもりか
シンジは怒鳴った。

そのとき物陰からいきなりヒカリが出てきた。
そして、
い、碇君、お金に困っているのは知っているけど、男同士売春だなんて、ふけつよ〜〜〜
と叫びながらいずこかへと走り去っていった。
そう、ヒカリは少々やおい系の趣味が入っている、大変誤解しやすい性格なのだ。
そのヒカリが、「何やら暗やみで、そこそこの少年(シンジ)の腕を、いかにもやおいマンガに出てきそうな美少年(カヲル)がとって、ばいしゅうと言っていた」のを聞いたのでは、ヒカリにとって誤解してくれというものであったのだ。

後には、呆然としているシンジとカヲルが残されていた。


[おわり]


・後書き

はじめまして。ATPといいます。
一応こういう文を書くのは初めてなので、稚拙な部分は見逃してくださるとありがたいです。
元ネタは、ずばり「夢(将来の夢でなくて寝ているときに見る夢ですよ)」からなのですが、2〜3年ぶりに見る夢がこんなのとは・・・

ああ、石を投げないでください。

念のために書いておきますが、私は男同士の同性愛は否定しませんが私自身はそういう嗜好はないです。

どちらかと言うともっとやばいような気がします。

以上、後書きでした。

連絡先は「lagna@pop16.odn.ne.jp」へお願いします。