二人の男が正面から向かい合っている。

 「あの国の政府はすでに末期症状です。いえ既に政府としての体を成し
  ていないといって良いでしょう。」

 カーペットの敷き詰められたその部屋の中央にある机で、壮年の白人男性が
目の前の、軍服姿の男から報告を受けている。

 「政府は治安維持を軍に委ねておりましたが、この度、彼らの代表を2
  名、閣僚としていれることになったそうです。」

 「性懲りもなく、かつての過ちをまた繰り返す気か?」

 「極端から極端に走る民族ですから、過度のリアクションは充分想定さ
  れます。今回も『あの機関』の連中を犯罪者集団に仕立て、自らの失
  策を湖塗するつもりのようです。」

 「相変わらず、姑息なことを・・・。」

 その姑息な国に良いように踊らされていた国の元首の言葉に、中将は内心で
苦笑していた。

 前世紀では考えられない屈辱外交を強いられるようになったのは、いつから
だろう・・・おそらくは、かの「セカンドインパクト」以降、「あの機関」の
「あの計画」が発動してからではないだろうか。

 そして今また「サードインパクト」を経て、国家同士の力関係が変わろうと
している。目の前の男は昔の栄光を取り戻そうとする者。中将自身はその男の
心理を利用しようとする者だった。

 「適格者はどうなっている?」

 質問の言葉が、中将の意識をわずかな思索の世界から現実へ引き戻す。

 「軍部が身柄を押さえたようです。内部で対立があるようですが、政府
  及び軍部の基本的な狙いは、事態を矮小化することで、国際的責任を
  免れることにあると思われます。」

 目の前の男は提出されたファイルを取り上げる。二人の適格者の写真と名前
その他の情報が書き込んである。少年の方は、黒髪黒目のいかにも東洋風の顔
立ちをしている。少女の方は赤みがかった金髪に碧眼であるが、少年同様、東
洋風の面立ちがあるように思った。

 「先方の要求は?」

 「適格者のうち一人の身柄を要求しています。自らの保険の意味もある
  のでしょうが・・・もし要求がいれられない場合は自国政府のシナリ
  オに沿って適格者を取り扱う心算のようです。」

 「我々を天秤にかけるとは、随分と驕ったものだな。」

 「・・・。」

 元首の問いに中将は無言の礼を持って答えた。ともかくも当座は、この男の
自尊心を利用しなくてはならないのだ。

 「では、中将結論から言おう。君の提案を採用する。時間がないすぐに
  とりかかり給え。」
                 ・
                 ・
                 ・

 元首の執務室を出た中将は携帯無線機で部下に連絡をとった後、それと
ほぼ同時に入ってきた自分宛のコールサインを見て連絡を受ける。

 「お前か・・・・ああ、安心していい・・・そうだ・・・必ず何とかす
  る・・何?お前がか・・・・・いいだろう。気持ちも分かる。今回の
  こともお前のお陰だしな・・・よし・・待っていろ。迎えをやる」

 中将は、その口元にやや苦笑を浮かべていた。だが、それもまた良いだろう
と思っている自分がチルドレンの情報を手にし、現在の地位を手に入れるきっ
かけを作ってくれた恩人である。

 よもや、このような形で、あの男との約束を守るときがくるとは思わなかっ
たが、これも運命というものだろう。

 「急がねばならんな。」

 中将は呟きつつ、元首に見せたファイルを開く。そこには少年と少女が映っ
ている。少年の方の名は 碇シンジ 少女の方の名は 惣流・アスカ・ラング
レー と記してあった。

監禁3〜愛のない世界〜「屈従」


WRITTEN BY Crazy Diamond 



 
 シンジの目に、その少女の姿が映った。

 スポットライトの中に映る彼女は、何か馬のようなものに、跨がらされてい
た。その身はほとんど裸といってよい格好だ。

 『嘘だ・・・彼女が・・こんなところに・・いるはずがない。』

 シンジは一瞬、自分の瞳に映ったモノが信じられなかった。それは彼にとっ
てあってはならない光景。その光景を見ないですますために、彼は命をなげう
つ覚悟を決めていたのだ。

 恐る恐る一歩を踏み出す少年の視線の先で、彼の記憶に鮮やかに残っている
栗色の髪が流れた。その対象が”彼女”であることをと認識した少年の眼が大
きく開く。

 「アスカ!!!」
 汗みずくの肢体からは、痛々しいまでの悽愴な雰囲気が伝わってくる。彼女
が、ここで何をされてきたのかを本能的に知らされ、少年の開かれた眼の中で
瞳孔が収縮する。

 「うわあぁぁぁぁぁ!!!」

 少年の叫びを耳にしながら、少女は虚ろな表情を彼に向けた

  ----------------------------------------------------------------------

 気を失っていた少女は、自分の名前を呼ぶ声にうっすらと目を開けた。薄ぼ
んやりとした意識、霞がかった視界の中に、何かが駆け寄ってくるのが見える
両手には手錠をはめられたままで、バランスを崩しながら、走ってくる何か叫
び声をあげているようだが、よく分からない。

 『アイツなの・・・?』

 駆け寄ってくる少年の姿を視界に認めながらも。少女はそれを事実として認
識することができない。これは現実なのか、夢なのか。少女の中で意識が”飛
んで”からすでに、十数時間が経っているのだ。

 「アスカ、アスカがなんでこんな眼に・・・?!」

 くたびれ果てた少女にに泣きながら叫ぶ声が入ってきた。その声を彼女が聞
き違える筈がなかった。決してもう聞くことはない・・・聞いてはならないと
誓いながらも、心のどこかで再び聞くことを願っていた声。

 彼女には最早、言葉を発する気力も残っていない。散々な凌辱に耐えてきた
のは、少年を救うためでだったはず・・・。

 それなのに、その少年はここに来てしまった。

 『相変わらず、他人の気持ちの分からないヤツ。』

 定まらない思考の中、薄ぼんやりと思う少女。でも分かっていた。

 彼が自分を見捨てることは決してないことを。ここで凌辱に耐えていれば、
いつかは彼が来てくれると・・・彼がここに来たのは、自分が望まないこと。
でも本当は望んでいたこと。

 『分かる訳ないか・・・アタシだって分からないんだから。』

 そして、再び徐々に薄れていく意識の中で自分の姿が少年の目にどう映って
いるかを考える。「馬」の背に跨らされて、たった今まで、恥辱を受けていた
自分。股間を串刺しにしていたモノは抜けているようだ。異臭を放つ湿った下
着の感触が彼女の惨めさを煽る。

 『嫌だなこんなみっともない格好。アタシは常に華麗で美しくなきゃな
  らないのに・・・何よ・・・シンジ、そんな心配そうな顔するんじゃ
  ないわよ。』

 少年をみつめる少女の顔に表情はない。その表情はシンジの近い記憶を思い
出させる。あの砂浜で、意識が戻る前の彼女がこんな顔をしていた。何も感じ
させない無表情な仮面。
 
 「アスカ、しっかりして、アスカ、」

 「馬」の下から懸命に呼びかける少年。その背中に谷戸が声をかける。

 「大丈夫。意識はちゃんとありますよ。飛び抜けた精神力の持ち主です
  からね。流石はセカンドチルドレン。」

 その声に振り向いたシンジは瞳に憎悪が浮かべる。だが、今は懇請するしか
ない。

 「テレビの報道は見ました。あれのパイロットは僕です。彼女は何の関
  係もありません。解放(はな)して下さい。」

 「嘘はいけませんね。」

 谷戸が再び部下に合図を送ると、男達はアスカの脚を鐙(あぶみ)から外す
と、突っ伏したままの彼女の腰をかかえあげる。

 「い・・いや・・・」

 かすれた声がアスカの口から漏れる。

 「な・何をするんです!」

 「あの鞍の上には、彼女の可愛らしい花びらを串刺しにするために、特別な
  ものがしつらえてあるんですよ。」

 男の口にした内容と、彼の部下の動作、そしてアスカの様子からシンジは彼らが
何をするつもりなのか理解した。

 「や・やめて下さい。」

 作戦部の拷問に耐えてきたシンジの顔色が変わる。そして彼の抗議を無視するか
のようにアスカの腰が下ろされる。

 「ングッ・・ンアアァアッ!」

 「やめろぉおおっ!」

 先ほどまでと違い、部下の男の一人がアスカの背後に回り、彼女の体を押さえつ
けるように密着している。再び足首が鐙に固定される。

 「心配しなくて良いですよ。君がここにくるまで、彼女はロデオを楽しんで
  いたんですから。」

 薄ら笑いを浮かべながら谷戸は言葉を続ける。

 「お願いです。やめさせて下さい。なんでこんな酷いことするんですか。」

 「彼女は素直じゃなくてねぇ。『あのロボットのパイロットは自分だって』
  言い張るんですよ。」

 「だから、僕がパイロットだって言ってるじゃないですか。」

 「シンジ・・・ダメ」

 シンジの言葉を苦痛に喘ぐアスカの声が遮る。

 驚いたようにアスカに目を向けるシンジ。その耳に谷戸の冷徹な声が響いた。

 「並足」

 「馬」が動き始め、性具が串刺しにした彼女の体内を抉る。

 「あがっ・うあっ・ああぁぁっ!」

 上下しはじめた鞍の上で、男によって「馬」の背に押しつけられたアスカの
口から苦痛の悲鳴が漏れる。

 「やめさせて下さい。お願いです!」

 谷戸に縋るように懇願するシンジ。

 「しかしねぇ。君たちは二人とも、あのパイロットだと言ってる訳でしょう
  どちらかが嘘をついている訳ですよね。ですから事実が判明するまで、私
  としても不本意ながらこんなことを続けるしかないんですよ。」

 谷戸の言葉にシンジは「馬」の下に駆け寄り、アスカに呼びかける。

 「アスカ、あのパイロットは僕だろ。関係ないアスカがこんな目にあう
  必要はないんだ。アスカそうだって言ってよ。」

 苦痛に喘ぎながらもアスカの瞳がシンジを捕らえる。だが涙に濡れた瞳でア
スカは首を横に振る。

 「速足」

 谷戸の言葉とともに「馬」のピッチがあがる。背中の部下が振り落とされな
いように手綱を引き絞りアスカを押さえつける。
 圧迫感とともに、秘所を抉る凶器の感触がアスカを責め苛む。

 「クアッ!アッ・アアァーーッ!!」

 シンジは目を背けると再び谷戸に取りすがる。

 「お願いです。あなたたちの言うことを聞きます。だから彼女をもう苦
  しめないで下さい。」

 「君がねぇ・・・。まぁ、良いでしょう。」

 谷戸が部下に合図を送ると「馬」は動きを止める。アスカの背中を押さえつ
けいぇいた男が鞍から降り、谷戸自身が鐙から彼女の足首を解放する。

 「もの分かりの良い彼氏をがいたことに感謝するんですな。」

 グッタリとしおれていたアスカは、谷戸のその言葉を聞くと、自由になった
踵を男の顔面に蹴りつけようとした。

 「おっと、危ない。」

 その弱り切った足を簡単に捕らえると、谷戸は自ら「馬」の装置を起動させ
る。いきなり「駆足」で・・・。

 「ひぎぃぃいいっ!」

 全ての拘束を外され、唯一の結合部を軸に大きく弾む肢体。押さえるものが
無くなったため、却って体が左右にぶれ、凶器が膣内でかき回されるように動
く。2,3回子宮を突き破る程の勢いでソレを突き込まれた後、アスカの体は
放り出されるように「馬」の背から落ちる。

 「アスカ!」

 シンジは落ちてくるアスカの下に回り込む。抱き留めようとするが、手錠を
かけられたままの手が自由にならず、彼女の下敷きになって倒れ込んでしまう

 「おやおや、見事な騎士道精神ですね。」

 谷戸の皮肉な言葉など、シンジの耳には入っていなかった。

 「アスカ!アスカしっかり!」

 ぐったりとしたアスカの、惨たらしく傷つけられた体を揺さぶりながら、シ
ンジはひたすら呼びかける。

 そのシンジから、谷戸の部下の男達が、アスカの体を抱き上げるようにして
引き離す。

 「やめろ、これ以上アスカに酷いことをするな!」

 「まあ、そういきり立たないで下さい。君が我々の要求に素直に従うと
  いうのでしたら、彼女はこの辺で許してあげますよ。」

 シンジの悲痛な抗議の声を、谷戸の声が遮る。

 「さあ、ではこちらにどうぞ、サードチルドレン、碇シンジ君。」
 
----------------------------------------------------------------------

 暗い部屋の隅に膝を抱えて、アスカは座り込んでいた。与えられた真新しい
ショーツとTシャツの白さが、暗い部屋の中で、薄ぼんやりと光っているよう
だった。

 窓一つない部屋の中で、唯一の外界とを繋ぐ扉には、鉄格子になっている。
その鉄格子の向こうに人の立つ気配がする。振り向いた彼女の目に映ったのは
予想通りの男だった。

 「彼は、素直に我々の要求を承知してくれました。まったく良い少年で
  すな。」

 「・・・」

 アスカはその瞳に憎悪を湛えて、男を睨みつける。だが、谷戸はひるんだ様
子もなく、愉快そうに続ける。

 「あなたには、気の毒なことでしたかな?折角、あれほど頑張ってきた
  のにねえ。」

 アスカは、男への憎悪をこめて、決意の言葉を投げつけた。

 「アイツが・・・シンジが死んだら、アタシも死んでやるわ」

 シンジが助かると思えばこそ、この男達から与えられる恥辱にも黙って耐え
てきたのだ。そのシンジが捕まえられてしまった以上、辱めを受けながら生き
ているつもりは、アスカにはなかった。

 「おや?誤解してらっしゃいませんか?彼は殺されなどしませんよ。重
  罪人としてこれから長きに渡って日本中を引き回されるのです。まあ
  民衆の恨みを晴らすための刑罰を受けてもらうことにはなるでしょう
  が、あの力だけの能なしどものやり方にも耐えてきた彼なら、それな
  りに何とかなるでしょうよ。」

 「な・なんですって・・・」

 「殺されると思ってたのですか?生憎、そのような楽はさせてあげるつ
  もりは、ありませんよ。あなたは彼に感謝しないといけませんね。作
  戦部のボンクラどもの言い分が通っていれば、あなたが受けたはずの
  苦しみを彼が代わって受けてくれるのだから・・・」

 アスカは捕まる前に得た情報を思い出していた。政府は、戦時によるネ
ルフ関係者への、無制限な報復行為を認めているのだ。

 「作戦部の連中は、あなたの方をオモチャにしたかった者もいるでしょ
  うね。まあ、その分男色趣味のヤツは喜んでるでしょう。」

 「シ・シンジ・・・」

 「あなたが死んだりしたら、私も楽しみを失ってしまいますね。ま
  あ、どちらにせよ彼はあなたが生きていると信じて、生き地獄を
  のたうつことになる訳ですが。」

 「・・・・・・」

 迂闊に死ぬことも許されないことを思い知らされるアスカ。そのアスカ
の耳に素っ気なさを装った言葉が投げかけられる。

 「まあ、あなたが素直になるなら、便宜をはかってあげても、良い
  のですがね。」

 その言葉に俯いていたアスカの顔が上がる。その表情は男に対する根強
い不信感を漲らせていたが、谷戸はその表情の中に僅かな期待に縋るしか
ない彼女の心情を読みとって満足した。これからいよいよ、この誇り高い
少女を屈服させられるのだ。

 実際、アスカは、この男に屈服するなど到底、耐えられなかった。だが
このままでは、自分の身代わりとなるシンジは助からない。彼に対して返
しきれない借りを作ってしまう。

 『これは・・・このケダモノに懇願するってことじゃないわ・・・
  アイツにこれ以上の借りを作る訳にはいかない・・・そう、これ
  は、アタシのアツへの借りを返すためなのよ・・・頼まれもしな
  いのにアタシの身代わりになろうとした・・あの馬鹿へ・・借り
  を返すの・・・。』

 懸命にアスカは自分を納得させようとしていた。そのように歪んだ理屈
で自分を納得させられなければ耐えられそうもなかった。

 「どうすれば、良いのよ・・・」

 アスカの表情と口調に谷戸は自分の勝利を確信した。これで、この獲物
は自分のものだ。そして、二人を手中にした今、更に大きなものを手に入
れることができる。

 「結構です。では、まずこちらに来なさい。」

 谷戸の言葉に従い、鉄格子の扉の側に来るアスカ。

 「格子を握るんです。」

 言われるままに、格子を握ったアスカの手首を、谷戸は手錠を使って格
子にくくりつける。

 「あっ・・・!」

 アスカの片側の手首を拘束すると、谷戸は扉を開け、牢の中に入ってく
る。アスカは本能的に男の方に体を向ける。

 「誰が放して良いと言いましたか!格子を握っていなさい!」

 アスカが自由な右手を放したのを見て、谷戸が怒鳴る。

 「くっ・・・!」

 反論は許されない。アスカは唇を噛みしめて格子を握り直す。

 谷戸が自分の背後に回る気配に、絶望感を感じながらも、アスカは確か
めずにはいられなかった。

 「アタシが、アンタのいいなりになれば、アイツは助けてくれるの
  ね?」

 「良いですよ。とりあえず、君が従順な態度を証明してくれれば、
  彼を、一佐に引き渡すのはやめにします。何だったら、ここに連
  れてきてあげましょう。」

 アスカは谷戸の返答に不信を隠せなかった。この男は上司の大門一佐の
意向により、シンジを弐号機のパイロットに仕立て上げるために、拷問を
加えていた筈だ。その「事実」を肯定する本人、彼らにとってもっとも都
合の良い人物を捕らえておいて、それを利用しないことなど、ありうるだ
ろうか?

 アスカの懸念に気づいたのか、谷戸は言葉を継ぐ。

 「また勘違いしているようですね。私は、この戦自での出世など、
  どうでも良いのです。君のような素敵な獲物で楽しめる環境さえ
  あれば良いのですよ。君たちが協力的な態度に徹してくれるなら
  戦時にも政府にも引き渡さないですむようにしてあげます。」

 男の言葉をアスカは信じることはできない。だが、彼女は信じるしかな
いのだ。

 「股を開きなさい。」

 「・・・・・」

 屈辱に震えながら、おずおずと脚を広げるアスカに、容赦ない叱咤の声
が飛ぶ。

 「もっと、広く!」

 谷戸は目の前で、尻を尽きだしている少女の股ぐらを背後から掴みあげ
る。

 「ヒッ・・!」

 散々に抉られ、痛めつけれらた女陰を乱暴に扱われ、僅かに悲鳴を漏ら
すアスカ。

 「やはり、痛いでしょうね。あれだけ無理矢理、突っ込んだんです
  から・・・」

 「・・・・・」

 「お薬を塗ってあげましょう。」

 谷戸はショーツの股布の部分をずらして、淡い恥毛の下で震える秘貝を
むき出しにすると、チューブからジェル状の薬を手に取り、まずは秘唇に
塗りつける。

 「アッ・・・」

 ひんやりとした刺激がに呻き声を漏らすアスカ。

 「さて、中にも塗ってあげないとね。」

 「えっ・・・!」

 少女の戸惑いの声を無視して、谷戸は右手に薬を盛ると、左手で秘唇を
こじ開ける。

 「ひぃ・やっ・やめて・・・」

 本能的な恐怖感からくるのであろう、呟くような懇願の声を無視して、
たっぷりと盛ったソレを膣内に濡りつけていく。

 「ひぅっ・・う・・うっ・・・」

 体の内部にまでもたらされる刺激に、我慢できずに漏れる声。

 「さて、これで良し、すぐに気持ちよくなりますよ。おっと、
  忘れる所でした。もう一つの穴にも塗ってあげましょうね。」
  
   「な、嘘っ・・・!」

 「おや、口答えのようなものが聞こえましたね。これは、あな
  たが、私の言いなりになることを証明するための、確認作業
  なのですよ。その辺をお忘れ無く・・・。」

 谷戸は臀部を覆う布を下ろすと、むき出しになった、尻たぶを左右
に割り広げる。屈辱を堪え歯を食いしばる少女の菊座に指が進入する

 「いっ・・くぅっ・・・」

 秘貝のようにこじ開けても、すぐに入り口が締まってしまう。

 「うーむ、上手く開きませんね・・・そうだ、こうすることに
  しましょう。」

 谷戸は薬のチューブを手に取るとその口を、後ろの穴に直接、射し
込む。

 「きゃあぁぁぁーっ!」

 すかさず、腸内にチューブの中身を絞り出す。

 「ひぃいぃぃぃーーっっ!!!」

 余りの衝撃に仰け反るアスカ。

 谷戸は、中身を絞りきったチューブを菊座から抜くと、床に投げ捨
てた。

 「どうです、痛みが引いてきたでしょう。」

 「あぐっ・・・んんっ・・・」

 アスカは口を開かないように耐えていた。口を開けば、だらしない
悲鳴を漏らしてしまいそうだから・・・。薬の効果が早くも現れて来
たのだ。確かに痛みは感じない。だが、それはより強烈な感覚に身体
が支配されつつあったからだ。塗りこめられた時の冷たい感触が嘘の
ように、下半身が熱く疼いている。

 「この薬はね、特定個人の精液と媚薬を混ぜて調合するもので
  ね。その精液を注がない限り、火照りは収まらないんですよ。」

 説明を聞いているのかどうか、アスカは尻を尽きだしたまま、両手
で鉄格子を固く握り、必死に耐えている。

 だが、抵抗を示す顔とは別に、秘貝も菊座も進入を求めるように緩
みはじめていた。

 男は突き出されたままの腰を引き寄せると、イチモツを射し込む。
 
 「んあぁぁぁーーっ!」

 歓喜とも拒絶ともとれる悲鳴が牢屋内に響く。

 指の進入にあれ程の抵抗を示した門扉が、容易く突き抜かれ、長大
な物は導かれるように、ズブズブと進入していく。

 「いやぁぁぁーーっ、やめてぇーーっ!」

 言葉とは反対に、腸壁は物を歓迎するように絡みつく。流し込んだ
薬はほとんど腸壁に吸収されたようだ。

 「たっぷり、味あわせてあげますよ。」

 男は縋り付くように絡みつく腸の中で往復運動を始める。

 「ああっ・・ああっ・・ああっ・・・いやぁぁぁーーっ!」

 自分の体が男を迎え入れている事実に気づき、アスカの心は更なる
恐慌に襲われる。

 『いやっ、・・こんな・・こんなのって・・・』

 男に対する強い反感に、頭では拒絶しながらも、ペニスの動きを追
いかけるように腰が動いてしまう。体が勝手に射精されることを求め
て、自分自身が男の分身をしめつけるのを感じる。

 「あうっ・・嘘・・こんな・・くうっ・・アタシは・・・こん
  なの・・・」

 拒絶の言葉を並べて、意識を保とうとするアスカの様子に、男は腰
の動きを更に激しくする。

 「キャアァァーーッ!だめっ・・・いやっ・イヤァァーーッ!」

 鉄格子を持つ手が震え、悲鳴とともに口から涎が垂れる。中途半端
に脱がされかけたショーツは、秘所から溢れる液体でグショグショに
なっている。それでもアスカは絶頂を迎えることができない。

 この薬は、精を受けない限り、ギリギリまで高められたままの状態
が続くのだ。仮に男の挿入が無くても最終的には同じところまで、追
いつめられてしまう。

 「アガッ・・アアッ・・アアッ・・・ダメェーーッ!」

 必死に拒否する脳裏の声とは反対に、絶頂寸前の状態からの解放を
求めて、腰が勝手に動く。

 「むんっ!」

 あまりの締め付けに流石に耐えられなくなったのか、男のモノが脈
打つ。

 「イヤァアアアーーーっ!」

 必死であげる声を裏切るように歓喜に震える体。だが次の瞬間。

 ”ズボッ”

 谷戸は必死で逃がすまいとする圧迫感を退け、強引にイチモツを引
き抜くと、アスカの髪を掴み、その顔を自分の方に向ける。

 ”ドビュッ”

 何事が起こったのか理解できないうちに、アスカの秀麗な顔に、汚
濁の液がかけられる。

 「い、いやぁぁぁっっ!!」

 ”ビュッ、ビュッ”

 アスカの顔が、男のスペルマによって、醜く彩られる。

 激しい屈辱・・・だが、今はそれ以上の刺激が、彼女を襲っていた。

 「おや、おや、どうしました?顔にかけられてそんなに嬉しいです
  か?」

 汚濁の液を浴びた顔が、切なげに上気する。薬の効果により体が溶け出
しそうになるような感覚によって理性が侵されているのだ。

 自由な右手が、顔にかけられた、スペルマを絡め取って、股間にすりつ
けようとする。理性ではなく本能による反応だった。

 「おっと、だめですよ。」

 その手を、男が押さえる。そんな簡単にこの呪縛から少女を解き放つ意
志は、男にはなかった。この少女が一度や二度この手のことをしても、自
分の思い通りにならないことを、男は知っている。

 こうして、これから毎日手間をかけて、屈辱を刻み込んで屈服させるつ
もりっだった。

 男は格子の方を向いていたアスカの体を、ひっくり返すと、自由になっ
ていたその右手をも、格子に手錠でくくりつけた。

 万歳するような格好でくくりつけられたアスカをそのまま、跪かせる。

 「さあ、ここに入れて欲しいんでしょう?でしたら、その可愛らし
  いお口で奉仕するんです。」

 「ひぃ・やぁぁぁっ・・・っ!」

 股間に靴先をねじこまれ、悲鳴を上げるアスカの鼻先に、男が股間のモ
ノを突きだす。

 「舐めなさい・・楽になりたいんでしょう?」

 『いやっ!』

 脳裏で悲鳴をあげる理性を無視して、アスカは男のイチモツを頬張って
いた。

 「そう、そう、良い子ですねぇ。そうやって素直になれば、良いん
  です。どうです?今までご自分の、お尻の穴にあったものを舐め
  る気持ちは?」

 アスカの動きが本意ではないことに、谷戸は満足感を感じていた。心の
抵抗をねじふせる快感が、出したばかりのイチモツを早くも回復に向かわ
せつつあった。

 『アタシは・・・嫌なのに・・・こんなの嫌なのに』

 頭の中での抵抗の言葉と裏腹に、膨張しはじめたモノを懸命に舐めるアスカ
男の下品な言葉に心で悲鳴を上げながらも、スペルマのこびりついた顔で、懸
命に奉仕する。ともかく、今や全身を駆け回る焦燥感から一刻も早く解放され
たかった。

 「いいでしょう。よく頑張りましたね。ではご褒美です」

 再び隆々と屹立した弩張を、唇から抜き出すと、跪かせていた脚を崩させ、
手前に引く。手首を格子に縛られたまま、床に引き伸ばされるアスカ。その股
は大きく広げられ、天井から見ると「人」の字型になっている。

 その「人」の字の支点の部分に当たる股間を覆う三角の布は、わき出る愛液
でグショグショに濡れそぼち、肌に張り付いている。男はその裾をたぐり寄せ
て、再び膨張仕切ったソレの先端を秘貝に押し当てる。

 『アアッ!いやっ、私、どうなっちゃてるの?!』

 僅かに残った理性が悲鳴を上げるが、体の反応は、それを見事なまでに裏切
り、一刻も早い挿入を求めて、秘唇が蠢く。

 男はその女体の要求に応えるべく剛直を沈み込ませた。

 『イヤッ!』

 心が上げた悲鳴は、男に対する抵抗の意志か?はたまた、自らの意志に反し
て男の進入に歓喜を表す自身の体への嫌悪感か?
  
 ”ズブッ、ズブッ”と沈めたソレを男は、彼女の奥まで納めると、大きく引
き再び、射し込む。

 「ヒィィィイーーーッ!」

 口から泡を飛ばしながら、アスカが喘ぐ。

 膣壁は一刻も早い達成感を望んで、ソレを絞り上げる。

 だが、男はその締め付けを意に介した風もなく、平然と、往復運動を続ける

 「大した締め付けですね。その種の才能があるんではないですか?」

 男は、単に体を貪るばかりでなく、その心まで貶めようとする。勿論卑しい
言葉を投げかけている間も、律動は情け容赦なく続けられる。

 『だめ・・おかしくなっちゃう・・ああ、早く・・早く・・・』

 先ほどまで、抵抗し続けてきた理性も、ともすると、一刻も早い解放を望む
本能に支配されそうになってしまう。体中が溶け出しそうな感覚が続いている
のだ。

 全身汗みずくになって、悶え苦しむアスカ。Tシャツが乳房に張り付き、そ
の形の良い双丘が浮き上がっている。

 男は、その乳房を両手で鷲掴みにし、そのまま乳首を押しつぶす。

 「はぁっ・・・!」

 歓喜の意志が言葉に紛れないよう、わずかに残る理性を総動員する。だが、
もはや、耐えられそうもなかった。

 ここまで、追いつめられれば、通常ならとっくに絶頂が訪れている筈だが、
官能ばかりが高まり、一向に解放されない。

 ”グチャ・・ヌチャ・・”

 既にドロドロになっている秘唇の中に、いくつもの筋を立てた肉棒が出入り
する。そこでは、一刻も早く、精を受けることを欲して、肉襞が絡み付く。男
がギリギリまで引くと、恐慌を来すように震え、再び射し込まれると、歓喜の
ざわめきを起こす膣壁。

 理性を裏切る体の反応に、アスカの瞳から屈辱の涙が溢れる。男はその涙の
筋を舐めあげると、矛先を変えて乳首を口に含む。その間も腰の動きは止まる
ことがない。

 屈辱と歓喜の間で苦悶に喘ぐアスカの表情を、楽しげに眺めながら、男は更
に奥深くまでモノを突き込む。その先端が子宮壁を叩く度に、華奢な体が跳ね
る。

 「ハアッ!・・・うくっ・・アァーッ!」

 男はアスカの反応を楽しむように、蜜壷をこねまわす。女性自身のきついし
めつけを受けているとは思えないほど、その表情には余裕がある。

 「さあ、欲しいでしょう?お願いしなさい。そうすれば、楽にしてあげ
  ますよ。」

 男の声を聞いた、アスカの表情に一瞬、縋るような色が浮かぶが、強靱な意
志の力で、挫けそうになる心を叱咤し、自分の顔を覗き込む男に対し、顔を背
けてみせる。

 「くくくっ・・・」

 谷戸は、その反応に満足そうに下卑た笑い声を漏らす。アスカが、簡単に屈
するような性格ではないことは、先日からの拷問で、よく分かっている。彼女
を十二分に堪能するには、適度な言葉の刺激が効果的であることを承知して、
わざと声をかけたのだ。これだけの獲物、簡単に屈服させてのでは楽しくない
折角、もう一人の獲物も捕らえた以上、趣向を凝らして、たっぷりとなぶり尽
くすつもりだった。

 そう、これだけの獲物を手に入れた以上、もう今の地位など必要はない。

 男は、アスカの両脚を高く持ち上げると、放出に向けて更に動きを強める。

 「イヤァァァーーッ!だめ、だめ、だめぇぇーーっ!」

 体内でモノが放出する気配に、アスカの唇から絶叫が漏れる。拒絶の言葉は
男に対してか、はたまた意志を裏切る自分自身の肉体に対してのものなのか。

 そして、男のモノが弾けるような感触を感じた次の瞬間、それは、体内に怒
濤のようにそそぎ込まれる感触にとって変わられる。

 「!!!」

 散々に焦らされた体は、解放をもたらすその衝撃に震える。もはや言葉を発
することはできない。風を切るような音が漏れただけだ。

 余裕に見えた男だが、やはり、たまりにたまっていたのだろう。中に吐き出
されるそれは尋常な量ではなかった。幾たびも痙攣しながら吐き出されるソレ
に、やっと絶頂に達することを許された体は脈動の度に大きく震えた。

 ”ズジュッ”

 鈍く淫靡な音をたてて、男はモノを抜き、アスカを放り出した。

 荒い息、汗まみれになって肌に張り付いた下着、そして瞳からこぼれる涙。
そればかりではない口からはだらしなく涎が垂れ、下着の裾からは、体内に注
ぎこまれたモノが文字通り、溢れかえって、太股を伝っている。
 
 「さあ、これで奴隷契約書へのサインは完了しましたよ。これから毎日
  この薬を使ってあげます。あなたも良く分かったと思いますが、これ
  を使えば、私のモノを注ぎこまれない限り、体を鎮めることはできま
  せんよ。」

 アスカは、男の能書きなど聞いていなかった。散々に弄ばれた自分の体がこ
れから、どうなろうと、最早構わなかった。それよりも、彼女が求めているの
は・・・。

 「や・約束は、ま・守って・もら・うわよ」

 荒い息で、途切れ途切れに男に言い返すアスカ。

 「良いですとも。明日にでも会わせてあげましょう。」

 アスカはその言葉を聞くとそのまま意識を失った。安堵からか、疲れからか
は分からない。だが、そのとき彼女は男の言葉が意味するところに気づいてい
なかった。





 監禁3〜愛のない世界〜「屈従」 FIN.