『心』


WRITTEN BY 神代







自分は誰?

 

僕は誰?

私は誰?

あなたは誰?

 

僕?ぼくは君だよ。

私?わたしはあなたよ。

 

じゃあ、ここにいる僕は誰?

では、ここにいる私は誰?

 

君も碇シンジだよ

あなたも綾波レイよ

 

違う。

違うわ。

僕は僕だ。君とは違う。

私は私。あなたとは違うわ。

 

どうしてそう言えるの?

何故、そうわかるの?

 

僕は他人とは違うから。必要とされてないから。

私は他人と違うから。ヒトではないから。

 

他人との違いなんてちっぽけなものだよ。

他人との違いなど小さなものよ。

そんな事では自分がいつか無くなるよ。

それにしがみ付いていてはいつか自分を無くすわ。

 

だけど僕には心がある。

だけど私には心がある。

 

心って何?

心って何?

大切なの?

必要なの?

 

今まではわからなかった。でもわかる気がする。

今までは知らなかった。でも教えてくれた人がいる。

 

もう行くの?

もう、帰るの?

また、傷つくかもしれないよ。

また、無くすかもしれないのよ。

 

うん。でも心がある限りきっと……人は分かり合えるよ。

ええ。でも心がある限りきっと……ヒトは分かり合えるわ。

生き続ける限り。

 

さようなら。

さよなら。

 

 

 

でも。

でも。

心がある限り。

心を持つ限り。

他人は理解できない。

他人は信じられない。

必要なのは、

大切なのは、

自分だけ。

己だけ。


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