『2nd day ぱーと3』
「よかったね、アスカ」
アスカはそのとき心の底から喜んでいた。
「遅くなったけどご飯の支度するから休んでてね」
シンジはアスカを縛っている紐を解きながら、やさしい言葉をかける。
「ありがと、シンジ」
「ご主人様」
シンジは自分の呼び方にこだわっている。
「うん…、あのね、ご主人様ってのはわかってるんだけど、シンジって呼ぶのだけは許してくれないかな?」
「どうして」
「私たちって一昨日まではこんなじゃなかったでしょ。シンジの事、呼ぶときにいつも『シンジ』って呼んでたのよ。急に変えるのは正直な所、少し無理があるのよね。それからね、不意にミサトやヒカリ達の前で『ご主人様ぁ』なんて呼んだりしたら、シンジが恥ずかしい思いすることになるでしょ? 最悪の時は同居を続けられなくなるかもしれないし」
シンジはアスカの話が終わると少し考えていた。
「アスカはわがままだなぁ。どこの世界に主人を呼び捨てに奴隷がいるってのさ?」
馬鹿を言うなという顔でアスカを見ているが、次にあきらめた表情で
「ま、いいか。ちゃんと奴隷であることを分かってるんなら」
シンジはそういったが口の端が少し上がっている。アスカは気付いていない。
「ありがとね、シンジ」
アスカはシンジにお礼を言うと。居間に移った。
ちなみに服は着てない。許可をもらっていないのに勝手なことをするわけにはいかないからだ。
主人と奴隷の関係を結んでいる以上、身の回りの世話は奴隷であるアスカの仕事のはずだが、シンジはアスカに家事をやらせなかった。ミサトと違いアスカは家事ができないわけではない。
「生活のことは今までどおりにしよう。もともと家事は好きでやってる事だからね」
シンジはアスカが奴隷になることを誓ったときにそういった。
つまり日常においては今まで通りで、誰もアスカがシンジの奴隷になったことに気付かなかった。
アスカはテレビのスイッチを入れ床に座る。テレビの方を向いているが内容は頭に入ってこない。先ほどまでの行為の余韻が頭の中を駆け巡っているからだ。
(はぁ、この惣流アスカラングレーともあろうものが、あのぱっとしないシンジの奴隷に成り下がるとはねぇ。しかも、私はそれをよがり狂って喜んでんのよねぇ)
特大のため息をつくアスカ。
「お願いよ、お願いよシンジ。いかせて! もうたまんないの! 本当に狂っちゃいそうなの!!」
「お願いしますご主人様! このいやらしい牝犬は興奮して我慢ができません! いかせて下さい!!」
「ご主人様のおちんちんでアスカのおまんこを貫いて、引っ掻き回して、めちゃくちゃにして下さい」
(やだ、思い出しちゃった)
自分の思考に頬を染める。
(でも、なんで最後までやってくれないのかしら? そうすれば、お互い気持ちよくなれるのに。奴隷なんて言うくらいだからもっと奉仕させればいいのよ。)
正直な自分の欲望。しかし、何かが引っかかる。
(まずい、自分が奴隷であることを受け入れちゃってるわ。こんな関係、良くないってわかってんのに〜)
(でも、ああやってシンジに言葉で攻め立てられただけでいっちゃう自分がいるのも確かなのよね)
(はぁ、だからシンジに淫乱とかドスケベとか言われちゃうのよね。)
(シンジのおちんちん見てみたいな。触ってみたいな。含んでみたいなぁ… おまんこを貫かれたらきっとすごく気持ちいいんだろうな。)
(シンジぃ、いいわ。そう、そこが気持ちいいの。そこをつまんで。うんっ、そう、そう、もうちょっと、もうちょっとよ!)
「何やってんの、アスカ!」
エプロンを脱ぎかけのシンジがたっている。
アスカはいつのまにかオナニーをしていたのだ。しかも、シンジの目の前で。アスカの顔は恥ずかしさで真っ赤になっている。
「何やってたのかな、アスカ?」
明らかにシンジは不機嫌だぞといっている。
「ふ〜ん」
(やだ、そんな風に無言で私を責めないで!)
「アスカは主人である僕の質問に答えないんだ?」
(やだ、そんな醒めた目で私を見ないで!)
「アスカ!」
(そんな! 見てたくせに、恥ずかしいのわかってるくせに、そんな風にいうことないのに…)
(でも…)
「ご主人様、アスカはオナニーをしていました」
アスカはとりあえず一言、小さな声で言う。
「……」
シンジは何も言わない。アスカが何をしていたのかは分かっている。だがアスカに全部いわせたいのだ。アスカが奴隷であることを、勝手なことをしてはいけないと思い知らせるために。
「ご主人様の許可なく私は自分を慰めようとしてしまいました」
シンジの質問が何を意図しているかはアスカにもわかっている。だが見られた恥ずかしさで普通の大きさの声が出せない。
「何を想ってオナニーしたの?」
容赦ないシンジの尋問。
「さっきのこと…」
消えそうな声で答えるアスカ。
「アスカはやらしいからね。本当は他にも考えてたことがあるでしょ?」
シンジの質問はアスカの逃げ場を封じてきた。
「これから、起こること…」
シンジは無言で話を続けるよう促す。
「シンジに攻められて、シンジ以外のことは何も考えられなくなるくらいに興奮して。それを喜んでる私を想像してオナニーした…」
アスカはシンジをまっすぐ見ることができず、うつ向き気味に話す。
「アスカの想像の中で僕は何をしたの?」
シンジはやさしい顔で問いかける。内容とは裏腹に。
「二人とも裸になってキスをしたの。それから横になるとシンジは私のおまんこからあふれる蜜をなめてくれるの。せっかくなめてくれるのに、はしたない私のおまんこからはどんどん蜜があふれてくるの。私がいやらしい牝犬だからぜんぜん止まらなかったの」
シンジの暖かな表情を見ると声が元に戻ってくる。しゃべらなくてはいけない内容もすらすら出てくる。
「それから私はシンジのあそこを口にくわえたの」
アスカの視線はシンジの股間に向いている。
「あそこって、どこ?」
「おちんちん。シンジのおちんちんを見たくて、触りたくて、口に含んで嘗め回したかったの」
卑猥な言葉を言うことに抵抗はない。
「それだけ?」
「んんっ、違うの。そのあとシンジが私のクリトリスをいじり回してくれて。それで、我慢できなくなった私がシンジのおちんちんを手にとって、おまんこに導くの。そうするとシンジは一気に私を貫いてくれるの」
こう話している間にアスカの股間は、また湿り気を帯びてくる。
「気持ちよくて、シンジのおちんちんのことだけしか考えられなくなって。それで大声で叫びながらいっちゃうの。」
気がつくと、しゃべっている内容はオナニーのときに想像していたことからずいぶんと先に進んでいた。
「ふ〜ん、アスカはさっきいったばかりなのに、もうそんなこと考えてたんだ。」
軽蔑する時の口調だ
「やっぱりアスカは助平な牝犬だったんだね。もう僕じゃアスカのいやらしさにはついていけないのかもしれないね」
アスカはシンジのその言葉に拒絶の意がこめられているのを感じた。それに我慢できないアスカはそれ以上のことをシンジに言わせないためにまくし立てる。
「でも、無意識なの。さっきのこと思い出してたら勝手に手が…」
(シンジに嫌われたくない。シンジに捨てられたくない)
「ごめんなさい。もう二度と勝手に慰めたりしません」
(そんな顔で私を見ないで。そんな声で私を責めないで)
「ご主人様が望むことはなんでもやります。だから私を見て! だから私を殺さないで」
アスカは自分の言葉に驚いた。
私は泣かない。
早く大人になるの。
だから一人で生きるの。
誰もいらない。
でも、誰にも嫌われたくないの。
それは幼い頃から続いている自分が決めた思い。
しかし、シンジの存在がそれに大きな影響を与えていることに気がつく。
「わかったよ、ご飯にしよう」
アスカを拒否する醒めた表情から一転、見る人の心を暖かくする綺麗な笑顔でシンジは言う。
「罰はそのあとにね」
アスカは目に涙を浮かべた。
***** さらにつづく *****