|
WRITTEN BY 怪しい奴
僕は、やっと見つけたんだ。 そこには僕が初めて手にする唯一の安らぎがあったんだ・・・。 父さんに呼ばれたんだ。正直嬉しかった。これからは僕の場所ができるんだ。 僕がいてもいい場所がそこにはあるんだ。そう思ったんだ。 だけどそれは僕の間違いだった。 何度も傷けられ、何度も血を吐き、何度も死にそうになった。 繰り返される日常と非日常。 僕は逃げ出した。何度も、何度も・・・そしてその度に連れ戻された。 僕はあがいた、もがいた、ここから逃げ出すために。 だけど周りの声に押さえつけられる。 やさしい声に。心が見え隠れする言葉に 「よくやったな」 「あなたのお陰よ」 「ほんとにありがとう」 {お前が(あなたが)戦えば俺達(私達)は死なずにすむんだ、だから・・・} 「次も頑張って」 {死んでもいいから戦え} なぜ僕が、僕だけがこんな目にあうの? 友達に一生消えない傷を負わせ、初めて好きと言ってくれた人を殺した。 そんな事してまで生き残る必要があるの? そこまでの価値がヒトにはあるの? 僕にはとてもそうは思えない。 僕には・・・ そしてサードインパクトは全てを飲み込んだ。 少年の心のまま全てを無にする為に。 |