第四回小説リーグ投票所 投稿者:姫蚕 投稿日:2009/02/27(Fri) 23:45 No.143
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ついに、参加者が揃いました。 約1年半の空白を乗り越えて、大会は復活しました。
しかしながら、その間、リーグの小説は少なくなってしまっております。 今回のリーグは各リーグ1試合ずつとなっています。
湊葉 綿毛となって空を舞う ttp://www.shiftup.jpn.org/flash/sim/newbbs/patio.cgi?mode=view&no=20744 VS OWL SHILO ttp://www.shiftup.jpn.org/flash/sim/newbbs/patio.cgi?mode=view&no=23593
URLを表示しているのは、場合によってはかつてログが飛んだ時にデータだけ隠れてしまっている作品があるからです^^ 締め切りは4部トーナメント2回戦終了までです。 外部からの投票も受け付けています^^ |
Re: 第四回小説リーグ投票... - 木ノ火 2009/03/06(Fri) 22:10 No.149  |
第一試合 □OWLさん
■蝉時雨データさんのほうにも書いたが、カタカナがシリアスな雰囲気をぶち壊しにする傾向がある。 ex(NO10、犬の鳴き声。そしてクロウのほうが明らかに強いように思わせるものでない。 (NO11、『バピュン』は雰囲気と合わないだろう・・・老婦人が言った、としても微妙。
■描写で色を強調しているのは恐らく意図的?そうであるなら(まだこれからの展開はわからないけどタイトルから考えて)上手い。ただ『桃色サンゴ色』みたいなのは流石に少しくどいーかも。しかも一人称であるのにフツー学生が知らないだろう言わないだろう、って色がポンポン出てくる所は違和感を感じるけれどーーそこんところ語彙がとても多い、描写が工夫されているって面もある。
■昔話と現代を交互に語るという展開だが、それぞれがだるくなくてよい。 □しかし一章から二章のはじめにかけてのミドリの心理がどうにもいまいち。なぜかって恐らくミドリがスッキリして好きなこと言うぜ、ってなってるのに、その前のミドリがモヤモヤしてる描写が無いからではないだろうか?最初のミドリにそこまでクラスメートを意識している感じが無いーーーというかそういう文章が少ないので。
■ミドリ、アジサイ「さん」ってめちゃめちゃ可愛いな。 キャラ設定は全体的に上手くできている。ex(クロウ他人に興味ない・マゼンダの意外な義理堅さ・老婦人の不明さ・とか、それぞれキャラクターの個性(突飛過ぎない)があってよい。
■御伽噺の中でたくさんの伏線があり、またSHILOという言葉を上手く使い、興味をそそる構成となっている。 □ただまだ二章までなので伏線と展開についてあまりいえない。
□湊葉さん ■なんか、泣きそう。
■まず完結してるってのが強み。綿毛となって空を舞う、ってタイトルが上手く綺麗にしまっていて、エンドの感想は人それぞれだろうがとても美しい読後感だった。
■どどんとシリアスから入ることで、最初っから読者を引き込む。 □ただこの後のことも含めるのだが、文章の切り方でもう少し「タメ」的なものがあったらよかった。 ex(「あぁ…オレ、今ちょっと…奇病抱えてるんだ」 (『皆…ごめんな。魔王倒す前に…オレの身体が持たないんだ』 とかとか。途中で切ってタメたほうが雰囲気作りに役立つかな、と。
■NO75「見くびすぎた」→「見くびりすぎた」
■ページはじめに入る詩が雰囲気作りに一役買っている。雰囲気だけではないけれど。
■ストーリー展開はちょっと暗黒の湖が省かれたところは急に跳んだように思えて少し違和感。 しかしそのせいで膨らみすぎを防いだってのはあるのかもしれない。ただ蝶が「なぜ」作られたのか、とかはもっと踏み込んだほうが魔王の心理が引き立つのでは。魔王の城やテミが大回復の杖とりにいくところなど、ドラマチックー・・というか、見せ方を心得ている。魔王城が崩れるところなど、手に汗握る展開になっている。
■普段の描写がよいだけに、戦闘シーンが比較的解り辛く、惜しまれる。
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湊葉さんに投票します。 決め手は「小説としての完成度の高さ」 完結してようがしてまいが同じ土俵で戦っている以上、「はじめからおわりまである」という点で明らかに小説としての完成度の高さは湊葉さんが上であり、量の点からその差がかなり大きい。また、終わりまでの見せ方、締め方がタイトルどおりとても綺麗におさまっている。 |
Re: 第四回小説リーグ投票... - 月祢 2009/03/13(Fri) 12:27 No.150  |
全リーグへ投票というのは、此方に投票すると言うことで宜しいんでしょうか?(何 他のリーグの投票が今しばらくお待ち下さい。
第一試合
・湊葉様 物語の構成が非常に優れておりました。主題を隠した前半(No7前後)では、程よく焦らすことで読者意識を集中させ、その後明かされる事実の驚きを増させる工夫がこらされています。 No,7後半の改行を抜いた五行の文章。効果的に、尚且つ衝撃的にブロントの異変を書かれていました。 改行の効果も手伝い、魅力的なものとなっております。 描写に関しましては、全体的に見れば非常にレベルが高いと言えるでしょう。 No,8の、ブロントが痛みに耐えるシーンは非常に上手く書けていますし、No,18〜の回想(?)の部分では、“蝶”“精霊”というキーポイントを織り交ぜつつ、読者をあきさせない適度な文章量でうまく纏められていて好印象。 >>(No,18)ブロントの家は人々によって燃やされていた。 の部分。これが非常にあとの展開をより印象付ける物となっています。初めに結果を示すことにより「何が起こるのか」という疑問がなくなり面白味が半減するかと思いきや、先の展開が分かっていることで幼いブロントに感情移入することが出来、練られているなと感嘆しました。 ただ、キャラの書き分けが仕切れておらずマイナス。誰の視点かわかり辛いものがありました。 非常に凝った設定であるにもかかわらず、全体的に調和しきれていなかった所も非常に惜しいです。 ただ、最後が非常に感動的で良かったです。その後を描いた最後の部分、特にジルバの場面はとても綺麗でした。 その後上手く絡んでくるブルースとマゼンダの会話に和み、完全にジルバに感情移入しておりました。
OWL様 キャラが、主人公が非常にいい。非常に。 まず、初めの内は誰なのか明かされない主人公。容姿を直接描写していないというのに、何故かイメージが出来上がっています。 描写には現実味があり、また、主人公の目線で周りを見渡している感覚が非常に良かった。 特別、性格を記す説明要素を含む描写がなくとも、その心理を読むだけでしっかりと伝わってきました。 ただ、アジサイを見つめる主人公の心理に少し違和感。何度か読み返してみますと、より。 聡明で賢いはずの彼女(ミドリ)は、なぜ一般的にアジサイの花びらと思われている部分が`ガク’ってことを知らないのでしょうか。 学生のようですので理科で習っていてもおかしくないかと。 お婆さんの語る御伽話は非常に興味深かったといえます。 読者の興味を引く、尚且つ五月蝿くない程度の固有名詞。 急に登場キャラが増えることでやや混乱してしまうのですが、上手く纏められておりましたので最低限に押さえられていたかと。 また、ほんの少し登場しただけのブルースやマゼンダが決して影の薄いものではなかったのも好印象。 二人が知り合いであるのも、このあとの展開に絡んできそうですし。 また、伏線が上手い。非常に分かりやすい上、忘れる前に回収されるので納得がいきよかった。(御伽話中の純粋な水に関して) また、まだ回収されていない部分も非常に気になり、これも読者の興味を引くのに一役かっております。
投票はOWL様に。決め手は、どれだけ読者の視点を意識しているか、です。 両方、心理描写が非常に優れていたこともあり、あえてこれを決め手に。 湊葉様は、確かに“感じたこと”を描写することには長けていました。何を感じているか、何故そう感じるのか。しっかりとかかれたそれらは非常に良かったといえるでしょう。しかし、それは感情を読者に見せているだけともいえるのです。 分かりやすさが現実味を少しずつ削りとってしまい、表面を見ている感覚を読者に感じさせてしまいます。 一方、OWL様の作品は、感情・心理を書くというより、曝け出すといった感覚。 読者に主人公の目を与え、景色を見渡させることに成功した文章。 それは湊葉様にはない物であり、歴然とした差異を感じたのでこれを決め手に。
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Re: 第四回小説リーグ投票... - 春泥 2009/03/25(Wed) 22:03 No.151  |
第一回目のリーグ投票を第一部から……
>>湊葉さん
久しぶりに長いの読んだなぁ(笑 とりあえず、内容について述べるならば、自分が四部で挙げた『王道モノの重要要素』がぐらついているものの、軸が一貫している点が素晴らしい。 例えば、旅に出た理由がブロント以下初期メンバーはどうも不安定で納得いくものではない。初歩的な問題です。 しかし、軸が安定している分、その疑問点がさほど問題でもないように物語が進む。説明が無いものの、逆に強い違和感を持たずとも読み進められる下地になっていた。 また、ブロントの死に至っては、物語をそこで終えずに最後まで上手く引っ張り、その死を物語の結末にまで結びつける上手さ。それが題名と絡むのだから筆者の力量が相当なものだと判断できる。 又、死という観点ではブロントの死と魔王の死をそれぞれ描けている点も良い。 内容的にはかなり充実されたものであった。改善の余地のある点が無いわけではないが、全体を通して首尾一貫した物語の軸は読者に安定感をもたらす。この点が大きい。 ただ、一つこの場で苦言を呈すならば、銀狼がブロントに取引を持ちかけるシーンでは、ブロントの返事の前にブロント自身の心情を描いたりしてタメをつくって欲しかった。 そうすれば、ティンクとの会話がより生きてくるし、その後のリンの言葉により重みが増し、物語に膨らみを持たせることができた。 ああいった重要な場面では、何よりも読者に考えさせることが重要。ブロントが取引に応じるのか否か、と読者に考える暇を与えずして返事をさせたのは、急き過ぎといえる。 描写に関しては、漢数字、数字の不統一があったり、描写におけるミスがあったりした。しかし、会話と描写の分量の調和は読み手に物語を読む苦痛さを感じさせないほど。矛盾をもたらす文章も見つからなかった。
>>OWLさん
一人称の文章は非常に上手い。ミドリの視点から周りの様子をしっかり描写する。 また、老婦人の話も語り口調ながら流麗。読みにくさを感じなかったし、逆にそのせいで御伽噺らしさを感じない読者を想定したフォローを入れてある点も丁寧。 しかし、優れていた文章の一方でほころびも多く見られた。 格助詞などが抜け、不自然な文章が幾分か見られたし、何よりも後半の誤字の多さ。ページ数が少ない分、目立ちます。 また、文章という面で気になる点を具体的に挙げさせていただきます。 文章中で『SHILO注意』とあるポスターを『七文字』として描写されている部分がある。また、ルイズはそれを理解している。 しかし、酒の『大和魂』の描写で、 >ラベルは何やら『カンジ』と呼ばれるものが書いてあったようです。 ここで、『何やら』を入れる必然性、また『カンジ』と表現する必然性、ともにありません。 もしあるならば、前述の『SHILO注意』に関する描写の意味と矛盾しますから。 全体的な統一性からみて、筆者が世界観を統一しきれていないことが見て取れます。物語の中で、二つの世界―時系列が異なるだけですが―を扱う以上その設定を確立していないのは問題。 そういえば、統一という面では一箇所数字と漢数字が統一されていない箇所がありました。 >頭の血管を一本どころか2、3本は持っていかれそうな勢いで叫ぶ上司。 ここですね。他は統一されていましたが、この部分だけ違った。一つの文でハッキリ分かるので、読者も気づかれない方はいらっしゃらないでしょう。 こういった、細かなミスが多いのはその場その場では問題になりうる度合いが小さいとはいえ、塵も積もれば山となる。 全体的な評価として、『描写は優れてはいるものの、雑さが見られるものだった』となってしまうことは必然。塵を出さない努力が欲しかった。 また、一つの塵として細かすぎる描写、というものがありました。 『エンタシス』『ダークオーク』といった、一般的に必ずしも知れ渡っているとは限らないもの。それを描写に用いるのは読者への配慮が足りない。 描写は、どんなに語彙的に美しく、その場の空気を表現するに相応しい言葉を用いようが、理解されなければ、ただ雰囲気で感じ取らせるだけで終わる。 要は、伝わらなければ書いてないのと同じなんですね。むしろ、ない方がいい時もある。 そこのところは力配分なわけですが、この二つの言葉に関しては、常識では通用しないものがあるので。
投票は湊葉さん。 決め手は、描写で。 湊葉さんは人物の心理を巧妙に描きつつも、会話とのテンポ良く、また理解に苦しむような表現も無いもの。言ってしまえば、なんとも無いようですが非常に難しいものです。幾分がミスがあったとはいえ、ページ数からして、及第点を与えても差し支えないでしょう。 OWLさんは、前述の通り万人に理解されるとは言いがたい語句のチョイスや、ページ数の割りに誤字が非常に多かったこと、矛盾をもたらす表現が幾分か見られたことのせいで、一人称の描写が良かったにも関わらず、全体的な評価を下げざるを得ません。
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Re: 第四回小説リーグ投票... - 鬼神の眼 2009/04/12(Sun) 21:57 No.152  |
さて、遅れました。投票です。
湊葉さん>> ・非常によくねられた設定。世界観もそうだが、導入からよく練られた構成だと思う。最初から場面を破壊することで一気に物語に読者を引き込んでいる。 ・最初から物語がぶれないのが見事。設定を最後まで行かし切っていて非常に感心した。 ・全体的に見た描写と会話の配分バランスが見事。どれもが適度に用いられていた為、テンポよく、しかし内容のある物語だった。 ・視点の変更については多少違和感があった。流れの切り方が唐突で不自然。しかしその「唐突さ」を強調するのならインパクトがあったとも言える。 ・キャラクターの心情描写が非常に優れているのに比べ戦闘シーンなど駆け足で進むような場面にあまりリアリティを感じない。というよりキャラクターの動きに違和感を持つ。もう少し全体を俯瞰して自然な動きができればよかったと思う。
OWLさん>> ・一人称の描写が秀逸である。リアリティに溢れた心理描写。溢れる個性。また描写のテンポも良く読みやすかった。 ・時節の転換が自然でよかった。過去との行き来が繰り返されている、そんな構成だがそれに違和感を覚えなかった。 ・普段では見慣れない言葉がキャラクターの個性をより強めていると思う。が、多少その言葉自体が分かりにくい。ただ言葉の選び方は上手く、その難解さも魅力の一つでは。 ・伏線の張り方が見事。先が気になる、という面では一級品ではないだろうか。上でもあげられていたが、見つけやすかったのもよい。 ・誤字が多いのが非常にマイナスだった。
投票は湊葉さんに。 決め手は小説としてどれだけ穴が少ないか。 どちらも方向性が若干異なるとはいえ、優れた描写や世界観など、単純に甲乙つけるには難しいものがあった。 ただ、OWLさんの小説には誤字脱字が多く、そういった基本的な粗が目立つ。そういった粗が、湊葉さんの小説には少なかった。
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Re: 第四回小説リーグ投票... - 姫蚕 2009/04/13(Mon) 17:17 No.153  |
はい、リーグの投票を締め切ります。 時間がないので手短に。
湊葉 3票 OWL 1票
というわけで、リーグとしては寂しいものになりましたが、湊葉さんの連覇が決まりました。 このリーグについて、初めての快挙となりました☆ これまで面子が大きく変わらなくても順位が変動するような拮抗したリーグであって、その中で無敗を誇る湊葉さんの小説の完成度の高さはやはり相当なものといえそうですね^^ |
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