掲示板
>月と太陽
2008/09/08(月) 00:00:55
月と太陽
writen by RYU
酷い夢を観て、ライトは眼が覚めた。
まだ寝惚けているのか、一瞬まだ夢の途中の様な気がした。
が、大きく息を整え起き上がると、間違いなくあれが「夢」だったと確信する。
窓からは何時もと変わらない朝日が差し込み、枕元の時計に目をやると6時を指していた。
隣のベッドはもぬけの殻で、トンットンットンッと聞き慣れた軽やかに階段を下りる音。
「あぁ、夢か…」良かった。
夢だったのに、まだ心なしか心臓が痛い。
なんて夢だろう。
ちょっと頭痛もする気がして、両手の指先で、こめかみを擦った。
ライトもベットを抜け、階段を下りる。
キッチンには既に母親が居て、朝御飯の準備に取り掛かった所だった。
「あら、ライトおはよう」振り向く事無く、家族を当てる「日曜だっていうのに今朝は早いわね」
「うん…変な夢観てさ」まだボヤッとした声に自分で苦笑い。
「あらあら、仲間が先に洗面所に居るわよ」笑いながら、母親は顔洗ってらっしゃいと促す。
言われるままライトが洗面所に行くと、そこには、これでもかとばかりに思いっきり顔を洗っている先客の姿。
白いシャツにストレートのジーンズ。
昨夜着てたのと同じじゃないか…寝てないのか?じゃなきゃ着替えないで寝たなコイツ。
「おはよう」声を掛けると、まだ水の滴る顔を此方へ向けた。
「おはようございます」
相変わらず顔色の悪いヤツだな。
「今日は早いんですね。ライト君」
「ちゃんと寝たのかよ…エル」
2人同時に使える様になっている洗面台。
空いている場所へ入り、鏡越しにもう一度見ると、向こうの目も見上げる様に、こちらを気にしていた。
けれど、すぐ取ったタオルを当ててしまい、その表情は覆われてしまった。
目の下の隈がまた濃くなった気がするぞ。
「あ〜…3時頃には意識朦朧でしたから、多分3時間位は寝ました」
「寝落ちかよッ!」
僕達は双子の兄弟だ。
改訂I/20080907 誤字訂正
改訂H/20080608 誤字訂正及び表現追加
改訂G/20080529 表現書換
ST/20080316
意外性だけなら負けないパラレルです。
不定期、エンドレスに続きます。
全く繋がってませんがAfter Raw and Deathの副産物です。
[>>感想を書く]
[>>内容を編集]
ストーリーリスト
現在 全39話
[1]R→L とある、朝の風景
[2]L→R シンクロナイズ
[3]R→L 朝の散歩道
[4]L→R 公園と犬と噴水と
[5]R→L 思わぬ出来事
[6]L→R 薄着ですいません
[7]R→L 2人の部屋
[8]L→R そして夜になり朝が来る
[9]R→L 最後の油断と最大の失敗
[10]L→R 卒業式事件
[11]R→L 卒業式事件2
[12]L→R 未練との対決
[13]R→L 論の狭間
[14]L→R 教育か研究か…
[15]R→L 疲労材料
[16]L→R 動物園
[17]R→L 動物園2
[18]L→R 動物園と兄弟喧嘩
[19]R→L 反省
[20]L→R 夜明けの大博打
[21]R→L もう一つの太陽
[22]L→R 初の研究室にて
[23]R→L 曲解誤解これまた不快
[24]L→R 僕と紅茶と暴言と
[25]R→L ウサギとカメの道
[26]L→R 人生の分岐点と選択肢
[27]R→L 人生の分岐点と選択肢2
[28]L→R 筆談
[29]R→L 夢と理想と現実と
[30]L→R ゴールデンウィーク
[31]R→L ゴールデンウィーク2
[32]L→R ゴールデンウィーク3
[33]R→L ワイミーズハウス
[34]L→R 変
[35]R→L 私の部屋
[36]L→R 母の味
[37]R→L 外へ
[38]L→R 春
[39]R→L 夜空の明月
続編投稿フォーム
タイトル
名前
(!)トリップ未対応
メール
(任意)
本文
パスワード
(新規投稿時と同じ物。本人認証用)
CPU 0.02CPUs
OROTIサーバー