ジャマイカ情報

国名
正式名称は、Jamaica(英語: ジャメイカ)。
日本語の表記は、ジャマイカ。
国名は、先住民のアラワク族の言葉「ハマイカ」(泉の国)、Xamayca (ザマイカ)に因む。
この言葉は、木と水の地を意味する。

歴史
1494年、クリストファー・コロンブスは、2度目の航海において、ジャマイカ島を発見した。
1509年に、スペイン領となる。スペインはこの地にサトウキビのプランテーションを設置して、先住民を容赦なく酷使したため、その数が著しく減少した。
スペインは西アフリカから黒人奴隷の輸入によって労働力を確保した。しかし、1655年、イギリス海軍提督ペン(アメリカ合衆国のペンシルバニア州を創設したウィリアム・ペンの父)とベナブルズ将軍が侵攻、この島を実効支配し、1670年にマドリード条約によって正式にイギリス領になった。
港町ポートロイヤルを首府とし、イギリス海軍の司令部が置かれ、私掠船の母港となった。1692年の大地震で町が倒壊したため、北のキングストンに首府が移った。
1865年には英国の支配に対する大規模な黒人の反乱が起き、総督エアは召喚されてジャマイカは英国の直轄領となった。(ジャマイカ事件)
1938年にジャマイカ労働党(JLP)が設立され、1958年から1961年まで西インド連邦が樹立。
1959年にはイギリスから自治権を獲得し、1962年にイギリス連邦内で独立した。
その後、保守のジャマイカ労働党と非同盟・ 民主主義社会主義が交互に政権に携わっている。
近年は親米路線を踏襲している。

政治
国家元首は、イギリス女王。
名目的な地位であり、実権はない。総督がその職務を代行する。
総督は、首相の推薦に基づき、イギリス女王によって任命される。
行政府の長は、首相で、下院第1党の党首が総督によって指名される。
閣僚は、首相の助言に基づき、総督が任命する。
議会は、両院制。上院は、全21議席。
首相が13人を、下院の野党党首が8人を推薦し、総督が任命する。
下院は、全60議席。議員は国民の選挙によって選出される。上下院とも任期は5年。

地方行政区分
14の行政教区 (Parish) に分かれる。
ウェストモアランド Westmoreland
キングストン Kingston
クラレンドン Clarendon
セント・アン Saint Ann
セント・アンドリュー Saint Andrew
セント・エリザベス Saint Elizabeth
セント・キャサリン Saint Catherine
セント・ジェームズ Saint James
セント・トーマス Saint Thomas
セント・メアリー Saint Mary
トレローニー Trelawny
ハノーバー Hanover
ポートランド Portland
マンチェスター Manchester

主要都市
キングストン
モンテゴ・ベイ
ポート・アントニオ
オーチョ・リオス
ネグリル

地理
ジャマイカの地図ジャマイカは大アンティル諸島のキューバから南は160Kmに位置しており、
面積10,991Kuの島国である。山がちな島で中央部には山脈が連なり、最高峰は首都キングストン近くの東部にあるブルーマウンテン山脈のブルーマウンテン山(2256m)である。
120にも及ぶ川が流れ、島は緑豊かな熱帯雨林に覆われた自然豊かな島である。
本島から南、約50Kmから70Km離れた無人の珊瑚礁ペドロ諸島とモラント諸島はジャマイカ属領である。

経済
鉱業がジャマイカの経済を支えていると言える。
ボーキサイトは世界第4位の生産量(1312万トン、2002年)である。ボーキサイト以外の鉱物資源は金、塩のみである。
農業には2002年時点で人口の10%が従事する。
一人当たりの耕地面積は1.1haである。気候条件により、主食作物の栽培はサツマイモ(2万5000トン)、ついでキャッサバに偏っている。
商品作物ではココナッツ、バナナである。畜産業はニワトリ、ヤギ、ついでウシを対象とする。
高級コーヒー豆として有名なブルーマウンテンの80%は日本に輸出されている。
コーヒー豆の生産は3000トンに留まる。コーヒー豆の生産量は世界生産量の0.04%に過ぎない。
工業は食品工業、繊維業に偏る。
観光も主要産業で、モンテゴ・ベイやオーチョ・リオスなどは、有名なリゾート地である。
しかし、犯罪が多いため周囲に壁やフェンスを張りめぐられたリゾート施設が増えてきている。
ほか、軽工業とアメリカ企業へのデータの電算機処理は成長部門である。

国民
住民はアフリカ系が大部分(90%程度)である。
20世紀の後半に大規模な製糖業が行われたが、労働力不足のためインド人や中国人などの移民に頼ったため、現在のような多人種国家ができあがった。
中国系、インド系の移民や、ヨーロッパ系、混血などもいる。
言語は英語が公用語だが、パトワと呼ばれる英語系のクレオール語が広く使われている。

言語
イギリスの旧植民地だったこともあり、公用語は英語である。
日本で出版されているガイドブックなどでは『ジャマイカではパトワ語が話されている』という記述を見ることがあるかもしれないが、
そもそもパトワという名前はカリブ海諸国におけるヨーロッパ言語のクレオール語の総称であり、
ジャマイカの起伏が激しい地形も手伝って地域色も色濃い為必ずしも正しいとは言えない。
ジャマイカのパトワにはrとlの区別をしない、
ThatやThinkをDat,Tinkと発音するなど発音面での簡略化が見られる。
またこれらの変化はパトワを表記する際にも現れることがある。
パトワの語彙の中には英語だけでなくフランス語、原住民の言葉なども混じっている。
しかしジャマイカ人は学校で標準英語の訓練を受けているため、英語が話せればジャマイカ人とのコミュニケーションで困ることはない。
宗教はプロテスタントが60%、ローマ・カトリックが4%、ジャマイカ特有のラスタファリズムが34%である。

ウィキペディア(Wikipedia)より引用


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