----Only you want it----





誕生日を祝ってもらった帰り道。

カラコロと下駄を鳴らしながら、俺たちは林の横の小道を歩いていた。



「今日は有難う。すごく・・・・・・すごく嬉しかったよ。」

「そうか。喜んでもらえてよかった。」

「でも・・・・・・ね・・・・・・・ちょっぴり寂しかったんだよ?」

「・・・なんでだ?」



俯いた俺に、桔平は心配そうに顔を覗き込む。

わかってる・・・・・

わかってるんだけど・・・・・・

口から流れ出る言葉を止めることが出来なかった。



「大切な後輩なのはわかってる。でも・・・・・・たち・・・・・うぅん、桔平をとられた気がして・・・・・・ね・・・・」

「萩・・・俺はずっとお前のものだぞ?」

「知ってる。だけど・・・・・・不安なんだ。」

「萩・・・・・・」



頭ではわかってる。

自分にも大切な後輩がいるから。

慕われているってことは桔平がすごいってことも。

なんだけど・・・・なんだけど・・・・・・

感情がついていかない。



「我侭なのはわかってる。わかってるけど・・・・・・・証拠が欲しい。」

「萩・・・何をあげればいい?」

「桔平・・・・・・・君が欲しい。」



突然の俺の言葉に、桔平の目が丸くなる。

けれど、少し考えてから何か決心したように俺を見た。



「わかった・・・俺の家でいいか?」

「・・・・・・待てない。」

「待てないって・・・此処は外だぞ?」

「それでもいい。俺は構わない。桔平と一緒にいられるなら・・・・・・一つになれるなら・・・・・何処でも構わない!!」



自分でもわかった。

切羽詰ってる声だったこと。

だからだろう。

絶対にそういうのを嫌がりそうな桔平が優しく俺の目を見て言ってくれる。



「萩・・・わかった。・・・なら奥に行こう?」

「うん。」

「辛かったら言えよ?」

「俺が望んだことだから・・・・・・・・大丈夫だよ、桔平。」

「そうか。」



林の奥へと桔平に手を引かれて入っていく。

周りは木だけ。

俺と桔平だけになった頃、俺は堪えることができなくなって名前を呼んだ。





「桔平・・・・・・」

「萩・・・・・・」



俺が名前を呼ぶと、桔平が立ち止まる。

誰も見ていないから・・・・・桔平の広い胸に顔を埋めるようにして抱きつく。

嫌がる素振りを全く見せず、俺のことを抱きしめ返してくれる。



「愛してる・・・・・桔平。俺を・・・・一人にしないで?」

「萩・・・・・俺も愛してる。絶対に一人になんかしない。」

「じゃぁ・・・・俺の身体に君の物であるしるしを刻んで。消えないように。」

「・・・あぁ。」



俺の我侭に桔平は答えてくれる。

首筋に優しく・・・・でも強くキスをしてくれる。



「・・・ん・・・」

「萩・・・・」



ただのキス・・・・・・

だけど俺の身体に火をつけるには充分だった。

手早く、でも優しく着物を脱がされる。

そのゆっくりとした動きさえもが快感になる。

恥ずかしいのか目に涙が潤む。



「・・・・きっぺぇ・・・・」

「っ・・・萩!」

「・・・・・・ぁ・・・・・・・」



身長差から上目遣いになる。

桔平の顔が赤くなって、着物を一気に脱がされる。

10月の後半の林の中は何も纏わない俺を冷たい身体で包み込む。

一気に体温が下がる感覚に無意識に自分で自分を抱きしめる。



「・・・・す、すまん。」

「いいよ。今から・・・・・温めてくれるでしょ?」

「あ、あぁ・・・そうだな。」



俺の言葉に頷くと、深いキスをしてくれる。

舌に舌を絡まれたり、口腔の中を犯されていく。

キスは段々降りて行き、右胸にしるしを残される。

そして、左胸をいじられる。

身体に電気が走ったみたいな感覚。



「・・・・ふ・・・・・・・ぁ・・・・・・・」

「・・・・綺麗だ・・・」

「・・・・・ぅあ・・・・・・・やぁ・・・・・・」

「・・・嫌ならやめるか?」



いつもは見せないようなちょっと意地の悪そうな笑顔。

ソレさえも快感となる。

声を出すと回りに知られてしまうから必死に抑えながら頭を横に振る。



「きっぺぇ・・・・・・・そ・・・な・・・・・・やだぁ・・・・・・」

「萩・・・冗談だ・・」

「あぁ!!・・・・・うぁ・・・・・・・っ・・・・・・・」



いきなり一番感じる自身を握られて腰が浮く。

ゆっくりと

でも確実に攻めな扱きに合わせて抑えても声が漏れる。

そんな声を必死に抑えようとすると、桔平が優しくキスをしてくれる。



「もっと・・・声出していいんだぞ?」

「あ・・・・・ぅん・・・・・・・きっぺぇ〜・・・・・・・」

「萩・・・」

「ヒッ・・・・・」



桔平が自身に舌を這わせる。

今までとは比べ物にならない何かが身体中を襲う。

抑えていた声は悲鳴のような高い・・・・

自分の声なのかわからない声が漏れる。

桔平はわざと音をさせたりと聴覚からも攻めてくる。

声を抑えるとかそんなの一気に飛んでしまった。



「・・・・・・」

「やぁ・・・・・きっぺ・・・・・・ソコ・・・・・あ・・・・・んん・・・・」

「・・・ココがいいのか?」

「ん・・・・・・あっや・・・・・・・・それじょ・・・・・・あ・・・・」

「・・・今は駄目だ。」



込み上げてきた欲望を桔平の手によってせき止められる。

熱く、苦しい。

全てを今、吐き出してしまえば楽になるのに。

俺は首を横に必死に振りながら桔平にねだる。



「やぁぁ・・・・・・・・あ・・・・・・ハッ・・・・・・・・きっぺぇ・・イキたいぃ・・・・・」

「今イったら後が辛いぞ?」

「ん・・・はぁ・・・・うぁ・・・・・・おかしく・・・・・なりそぉ・・・・・」

「もう少しだけ、我慢してくれ」

「ぅん・・・・・・あ、あ、あ・・・・・・」



イかせてもらえなくて、身体が熱い。

本当にイカれてしまいそうだった。

優しく頭を撫でて宥めてくれる桔平。

でも片手は俺の背後に回っていて・・・・・・

不意に異物感と快感を感じる。



「・・・痛くないか?」

「だい・・・・じょ・・・あぁ!!」

「・・・ココか?」



奥の一点に桔平の指が当たると、身体中に快感だけが走る。

異物感も全くわからないほどの快楽。

そこを攻められて、俺はもう限界だった。

早く・・・・・・・桔平自身が欲しい。



「も・・・・やだぁ・・・・・きっぺぇ・・・・・・」

「・・・だが、萩を傷付けたくない・・・」

「でも・・・・・ほしぃ・・・・・・きっぺぇ・・・・・」

「・・・・少しでも痛かったら言ってくれ。」



俺を気遣って渋っていた桔平。

でも、俺の限界は当に超えている。

せき止められたままで、狂ってしまいそう。

秘部に熱く硬くなった桔平自身が当てられる。

指でならされていたものの、全然違う。



「ぐ・・・・・ぁ・・・・・・イッ・・・・・・・」

「っ・・・痛いのか!?」

「だいじょぶ・・・・・だから・・・・・・ね・・・・・・」

「・・・だが・・・」



指とは比べ物にならなくて、快感よりも痛覚のほうが広がる。

俺のくぐもった声に心配そうな桔平にちょっと引きつってるだろう笑顔を見せる。

自分で一つになることを望んだのだから・・・・・・

絶対大丈夫だということを知らせるように



「きっぺぇ・・・・・・早く・・・・・・・俺・・・・・・狂っちゃい・・・・そ・・・・・」

「っ・・・すまん、萩」



涙が頬を伝うのがわかる。

痛さは暫くすると快感に戻り、収まっていた熱が再び暴れだす。

その熱をかき回すように桔平の物が俺の中をうごめく。



「あ・・・・・・んん・・・・きっぺぇ・・・・・あぁ!!」

「・・萩・・・愛してる・・」

「俺・・・・・も・・・・・・・んぁ・・・・」

「萩・・・」

「ん・・・・・・きっぺ・・・・・」



イイ場所に桔平のが当たる。

耳元で囁かれる声さえもが俺を天国へと誘う。

優しいキスをしてくれる桔平にしがみつくと、中の桔平自身が大きくなったのがわかった。

と同じように桔平もそろそろ限界だということが・・・・・



「・・ハァ・・・萩・・・」

「あ・・・・・きっぺぇ・・・・・あ、あ・・・・も・・・・・・だめぇ!!」

「ック・・・俺も・・・だ・・・・萩!」

「きっぺ・・・・・アァアァアァアァアァ!!!!!」

「ッ・・・・萩!?」



最奥まで深く桔平のが埋まるのを感じると同時に俺は激しくイッてしまう。

その後すぐに、桔平が中で果てるのを熱が広がるので知る。

俺はあまりにも激しい快感で意識を手放してしまった。

辺りには俺の荒い息使いだけが広がる。



「・・・・・・・ハァ・・・・・・・ハァ・・・・・・・・ハァ・・・」

「萩・・・すまない・・・」













目が覚めて最初に見たのは心配そうな桔平の顔だった。



「・・・・・・・・ぁ・・・・・・・・桔平・・・・・・・?」

「萩!?大丈夫か!?」

「・・・・・ゴメン・・・・・・俺・・・・・・・」

「俺の方こそすまなかった・・・お前に無理をさせてしまって・・・」



自分のせいだという桔平に俺は首を横に振る。

そして、桔平に触れるだけのキスをしてから俺はいう。



「大丈夫だよ。俺、そんなに軟じゃないから。」

「・・・だが・・・」

「気持ちが良すぎただけのこと。身体に不可がかかって気絶しちゃったわけじゃないから。ね?大丈夫でしょ?」

「・・・・・そうか・・・でも、もう少し休んでおこう。」

「強く・・・・・抱きしめててね?」

「あぁ、勿論だ。」



強く、強く抱きしめてくれる。

その安心する腕の中から俺は少し離れる。

俺だけが安心するのはフェアじゃないしね。



「桔平?」

「俺は・・・萩の不安を取り除けたか?」

「うん。もう大丈夫。」

「そうか・・・愛してる、萩。」

「俺も・・・愛してるよ、桔平。」



桔平にしか見せない自分の中でとびっきりの笑顔で笑う。

そして、再び桔平の胸に身体を寄せて・・・・・

どちらからともなく誓うようなキスをした。



















----あとがきと書いて言い訳と読む----

コラボ第二段は橘×滝です。ポッと浮かんだ適当CPがここまでくるなんて・・・・

というかこんなになるなんて。ハマッてしまいまいたよ。

これは珍しく受けになる小説だったので、ドキドキでした。

気を抜くと・・・・・鬼畜になりそうなんだもの!!

エロさはこの間より控えたつもりだけど・・・・・どうだろう?

夜神さんの橘にドキドキしちゃってその時の心情をそのまま書きましたからね!

次は何やろ〜かな〜?



OROTIサーバー C